梅雨時のお掃除、カビに注意 寝室・リビング見逃さないで(産経新聞) - goo ニュース
じめじめした季節が近づき、カビが発生しやすい時期だ。梅雨時のお掃除は、カビが見えやすい浴室やキッチンだけでなく、寝室やリビングにも気を配りたい。(戸谷真美)
「意外かもしれませんが、毎日6~8時間過ごす寝室、家族が集まるリビングのカビ対策は大切。特に寝室は住宅の設計上、北側に配置されていることも多く、日当たりが良くないことも多い」と話すのは、生活総合情報サイト「All About」の家事・育児ガイド、藤原千秋さんだ。
人は一晩で約180ミリリットルの汗をかくといわれ、湿度が上がる梅雨は寝具にもカビが生えやすい。だが、同サイトの調査では、梅雨時に「ベッドのマットレスの裏」のカビに気をつけている人は20%で、「浴室の床や壁」に気をつけている人(71%)の3分の1以下だった。
◆ぜんそくの原因に
カビによる健康被害は、(1)カビそのものによる感染症(2)アレルギー反応-の2種類に分けられる。感染症は、いわゆる水虫やカンジダというカビが原因で起こる食道炎や胃腸炎など。アレルギー反応は、ぜんそくやアトピー性皮膚炎の悪化につながる。国際医療福祉大臨床医学研究センターの足立満教授は「カビはスギ花粉よりも小さく、簡単に気管に入ってしまい、気管支ぜんそくの原因になる」と話す。
ぜんそくの原因となるのは、ペリニシリウム(青カビ)やアスペルギルス(コウジカビ)が代表的。クラドスポリウム(黒カビ)もアレルゲンの一つだ。アトピーを悪化させるカンジダやマラセチアは皮膚の常在菌。肌が乾燥してしまうと皮膚内に侵入し、炎症を起こすほか、免疫力が落ちていると胃腸炎や食道炎などの原因になる。
足立教授によると、カビの発育が爆発的に進む要因は、(1)温度20度超(2)湿度80%超(3)ゴミやほこりなどの栄養源(4)酸素-だ。従って「部屋の湿度を50%前後に保つ、寝具の手入れをする、水回りの乾燥に努めるといったことが大切」(足立教授)という。
◆布団はエアコン干し
寝具のカビ対策で、藤原さんのお勧めが布団の「エアコン干し」。エアコンを25度程度に設定し、布団やベッドマットをソファや棚などに掛けたり、壁に立て掛けておく。「日中、6時間くらいタイマーをセットしておきます。エアコンで湿度が下がるので、部屋が乾燥して布団も乾燥させることができる」。もちろん晴れた日には布団を干したり、天候を見ての換気、こまめな掃除なども有効だ。
また、気をつけたいのが冷蔵庫とエアコン。「土付きの野菜などをそのまま冷蔵庫にしまってしまうと、土の中に含まれるカビの成分が庫内の空気循環によって他の食材にも移ってしまう」(藤原さん)。野菜は一度洗ってから乾かし、しまう。日持ちも良くなるのでお勧めだ。
エアコンも内部に湿気がたまるため、かびやすい。ダスキン(大阪府吹田市)サービスマスター開発部の本村和之さんは「エアコンは止めている間にカビが繁殖する。使い始めは換気をし、部屋が冷えたら時折、送風運転にして中を乾燥させて」とアドバイスしている。
今年は梅雨の入りが早いですね。
どんな梅雨になるのかわかりませんが、防かび対策は重要ですよね。
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じめじめした季節が近づき、カビが発生しやすい時期だ。梅雨時のお掃除は、カビが見えやすい浴室やキッチンだけでなく、寝室やリビングにも気を配りたい。(戸谷真美)
「意外かもしれませんが、毎日6~8時間過ごす寝室、家族が集まるリビングのカビ対策は大切。特に寝室は住宅の設計上、北側に配置されていることも多く、日当たりが良くないことも多い」と話すのは、生活総合情報サイト「All About」の家事・育児ガイド、藤原千秋さんだ。
人は一晩で約180ミリリットルの汗をかくといわれ、湿度が上がる梅雨は寝具にもカビが生えやすい。だが、同サイトの調査では、梅雨時に「ベッドのマットレスの裏」のカビに気をつけている人は20%で、「浴室の床や壁」に気をつけている人(71%)の3分の1以下だった。
◆ぜんそくの原因に
カビによる健康被害は、(1)カビそのものによる感染症(2)アレルギー反応-の2種類に分けられる。感染症は、いわゆる水虫やカンジダというカビが原因で起こる食道炎や胃腸炎など。アレルギー反応は、ぜんそくやアトピー性皮膚炎の悪化につながる。国際医療福祉大臨床医学研究センターの足立満教授は「カビはスギ花粉よりも小さく、簡単に気管に入ってしまい、気管支ぜんそくの原因になる」と話す。
ぜんそくの原因となるのは、ペリニシリウム(青カビ)やアスペルギルス(コウジカビ)が代表的。クラドスポリウム(黒カビ)もアレルゲンの一つだ。アトピーを悪化させるカンジダやマラセチアは皮膚の常在菌。肌が乾燥してしまうと皮膚内に侵入し、炎症を起こすほか、免疫力が落ちていると胃腸炎や食道炎などの原因になる。
足立教授によると、カビの発育が爆発的に進む要因は、(1)温度20度超(2)湿度80%超(3)ゴミやほこりなどの栄養源(4)酸素-だ。従って「部屋の湿度を50%前後に保つ、寝具の手入れをする、水回りの乾燥に努めるといったことが大切」(足立教授)という。
◆布団はエアコン干し
寝具のカビ対策で、藤原さんのお勧めが布団の「エアコン干し」。エアコンを25度程度に設定し、布団やベッドマットをソファや棚などに掛けたり、壁に立て掛けておく。「日中、6時間くらいタイマーをセットしておきます。エアコンで湿度が下がるので、部屋が乾燥して布団も乾燥させることができる」。もちろん晴れた日には布団を干したり、天候を見ての換気、こまめな掃除なども有効だ。
また、気をつけたいのが冷蔵庫とエアコン。「土付きの野菜などをそのまま冷蔵庫にしまってしまうと、土の中に含まれるカビの成分が庫内の空気循環によって他の食材にも移ってしまう」(藤原さん)。野菜は一度洗ってから乾かし、しまう。日持ちも良くなるのでお勧めだ。
エアコンも内部に湿気がたまるため、かびやすい。ダスキン(大阪府吹田市)サービスマスター開発部の本村和之さんは「エアコンは止めている間にカビが繁殖する。使い始めは換気をし、部屋が冷えたら時折、送風運転にして中を乾燥させて」とアドバイスしている。
今年は梅雨の入りが早いですね。
どんな梅雨になるのかわかりませんが、防かび対策は重要ですよね。
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