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Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

魔女の宅急便 その3

2006年07月03日 20時12分08秒 | ベリーの感想文(本・映画)
魔女の宅急便〈その3〉キキともうひとりの魔女

福音館書店

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天気    っぽい

角野栄子 著 : 魔女の宅急便 その3
を、読みました。

皆さんご存知、ジブリアニメの魔女の宅急便には
きちんと原作があって、現在シリーズ第三巻まで出ています。

映画の魔女の宅急便の主人公キキは、13歳の女の子で
魔女の修行の一つ、独り立ちのために親元を離れ
海辺の街コリコで、箒で荷物をお届けする宅急便を生業とし
一生懸命奮闘するというストーリーです。

今回読んだ、その3はそれから3年後のお話。
16歳になったキキは、いわゆる思春期真っ只中です。
突然現れた、12歳の魔女らしき少女ケケに、自尊心や虚栄心
恋心までかき乱されて、精神的に奮闘するお話です。

キキが家族とはなれた街で
必死で頑張っている姿と、高校からの5年間の自分を
ダブらせてしまって、キキが他人に思えません(笑)
なんだか自分の回想シーンを読んでいるような気にさえなります。
今回も、大いに悩み、自分を嫌いになりながらも、ひとりで何とか
切り抜けたキキに、拍手を送りたい気分で読み終わりました。
偉いぞっ!キキ!

一人で切り抜けたといっても、決して一人じゃない
いろんな人がよくしてくれて、助けられて、人に恵まれている事。
キキはそれに気がついているのが、
この作品の素晴らしいところです。
全くの他人に大切にされる有り難さを、
感じる事が出来る思春期って、素晴らしいです。
私もキキと同じ経験をしたので、是非キャンディーにも
そんな素晴らしい体験をして欲しいと思いますが。
幼くして家を離れるには、それなりの才能やチャンスが
必要ですからね・・・・・。残念ながら無理かな・・・。
やっぱ私はラッキーガールだったみたいです。