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石田衣良 著 : エンジェル
を、読みました。
掛井純一はいわゆる幽霊。
自分がどこかの山中に埋められる場面を
幽霊になって目撃してしまいます。
死体は裸にされて、身元確認をしにくくするためか
歯はぼろぼろに打ち砕かれ、その上から容赦なく土砂を
かけられて埋められてゆく現場を・・・・。
しかし、なぜ自分はこのように無残に殺されてしまったのか?
純一には全くわかりません。
彼は、死ぬまでの2年間の記憶を
完全になくしてしまっていたのです。
この物語は、自分は誰に?なぜ殺されてしまったのか?
失われた2年間の記憶を探るべく
幽霊の主人公が繰り広げる大冒険です。
ミステリーの中に、人間の中にある光と陰が見え隠れして
物語に立体感を与えます。