天気 まだまだ夏は終わらない
お昼の12時30分。
今日もお仕事終了して、家に帰ってくると、
門扉の前の歩道の木陰に、小父さんがバッタリと倒れていました。
顔を上にした仰向けで。
この光景を目撃した瞬間、本当に瞬間。
「救急車・警察・事情聴取・ニュース・新聞」と
事件がまさに、現場で起こっている事を実感しました。
しかし、その瞬間の次の瞬間にはすっかり了解できました。
我が家の玄関前の道路の向こうに広がる、市有地の緑地帯の
伸びきった草を刈に来ていた作業員さんの、
シエスタの時間だったのです。
以前読んだ宮本輝の「ひとたびはポプラに臥す」という
エッセイは、輝チンが取材を兼ねたシルクロード旅行に
行ったときのことをまとめたものですが、
この本にも同じように、道路工事の休憩中にポプラの木陰に
まるで死んでいるように、沢山の作業員が転がっている様子が
書いてありました。まさに同じ現象が我が家の門扉の
前で行われるとは思っても見ませんでした。
この暑いさなか、肉体を酷使して労働してらっしゃる方には
頭が下がります。もしその方が優しい人で性格がよかったなら
文句無く尊敬してしまいます。
とても尊くおもっているので、どうかアスファルトの上に
ただバタリと倒れて、ビックリさせるのはご遠慮願いたいです(笑)