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定年ゴジラ 講談社 このアイテムの詳細を見る |
天気 少しずつ街路樹が紅葉に
重松清 著 : 定年ゴジラ
を、よみました。
定年まで仕事を勤め上げ、子どもは立派に成長し
悠々自適な人生をはじめるつもりだった・・・・・。
誰にも束縛されない、自由な毎日に憧れていたはずなのに・・・。
42年間の銀行勤めを定年退職した山崎さんは
今日も散歩から帰って玄関で、深々とため息をつく
「まいったなぁ・・・・・・。」
山崎さんは日課の散歩で、同じように定年退職した藤田さんに
出会い、先輩定年組みの町内会長の古葉さん、江藤さん、
野村さんと出会います。
それぞれの仕事で、人生を切り開いてきた男達ですが
今ではなにか切ない、拠り所のなさで一杯です。
人生の締めくくりに差し掛かった男達が、ゴジラになって
全てを破壊して、これからはじまる、はじめる何かを必死で
見つけようとする姿が、なんとも微笑ましく、切なく
しかし、やっぱり生きてるって大変だけど素晴らしいと
思わせてくれる、心がホカホカしちゃう物語。
沢山お仕事頑張ってくれた、定年の小父さん達
本当にお疲れ様、ありがとう!これからも結構大変よ(笑)
と、感じたお話でした。
MOWさん、面白かったでぇ~~~~す