Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

素晴らしい一日

2007年02月03日 15時06分43秒 | ベリーの感想文(本・映画)
素晴らしい一日

文藝春秋

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天気      たりたり


平 安寿子 著 : 素晴らしい一日
を、読みました。


オール読物新人賞受賞作の、表題作と
その他5編の短編が入った一冊です。

表題作は、貸したお金を取り戻そうとする
29歳独身女性の物語で、お金を回収しながら
少しづつ主人公が変わり始め、ラストシーンは
新しいドアが開きつつあることを予感させます。

私が好きだったのは、一番最後の作品
“商店街のかぐや姫”でした。
女癖の悪いぐうたら亭主と結婚した
本当の理由。親や兄弟との角質。
そして、見えてくる家族の実像。
いろんな事が面白おかしく、しっかり盛り込んであって
元気が出ました。

作者の作品に登場する女達は、とても魅力的です。
ウジウジと悩んでいる女性も、どこか可愛らしく
気風がよく、シャンとしていて、度胸がある女性は
痺れるほどのカッコ良さです。
あとがきを読むと、作者は田辺聖子さんのファン
ということで、なるほど合点がいきました。
自らをユーモア作家と名乗る作者は、文学で人を
Happyにしてあげる!と言い切っていました。
なんて凄い女がいたものでしょう。

オール読物新人賞の選者にジローさんの名前がありました。
ジローさんの感想が聞きたい気がしますが
概ね良い評価な気がします。そうであって欲しいです。