![]() |
素晴らしい一日 文藝春秋 このアイテムの詳細を見る |
天気 たり
たり
平 安寿子 著 : 素晴らしい一日
を、読みました。
オール読物新人賞受賞作の、表題作と
その他5編の短編が入った一冊です。
表題作は、貸したお金を取り戻そうとする
29歳独身女性の物語で、お金を回収しながら
少しづつ主人公が変わり始め、ラストシーンは
新しいドアが開きつつあることを予感させます。
私が好きだったのは、一番最後の作品
“商店街のかぐや姫”でした。
女癖の悪いぐうたら亭主と結婚した
本当の理由。親や兄弟との角質。
そして、見えてくる家族の実像。
いろんな事が面白おかしく、しっかり盛り込んであって
元気が出ました。
作者の作品に登場する女達は、とても魅力的です。
ウジウジと悩んでいる女性も、どこか可愛らしく
気風がよく、シャンとしていて、度胸がある女性は
痺れるほどのカッコ良さです。
あとがきを読むと、作者は田辺聖子さんのファン
ということで、なるほど合点がいきました。
自らをユーモア作家と名乗る作者は、文学で人を
Happyにしてあげる!と言い切っていました。
なんて凄い女がいたものでしょう。
オール読物新人賞の選者にジローさんの名前がありました。
ジローさんの感想が聞きたい気がしますが
概ね良い評価な気がします。そうであって欲しいです。