在日 (集英社文庫 か 48-1) (集英社文庫 か 48-1) 姜 尚中 集英社 このアイテムの詳細を見る |
姜尚中 著 : 在日
を、読みました。
雑誌コラムをきっかけに、読んでみた姜尚中の本
2冊目です。
この本は、作者の父親・母親の在日1世の話から
著者の青春時代から今までの変遷を書いてありました。
日本名から韓国名を名乗るようになり
姜尚中として生きてゆこうと思った著者が
決心した時に目にした、1972年の韓国の風景が
今の、私の知る韓国とは、全く別の国のようで
衝撃的でした。
日本と韓国という、二つの祖国に翻弄されながらも
韓国北朝鮮の融和を、心から願っている
著者の燃えたぎるような思いに、とても感動し
熱い想いとは裏腹に、冷静で客観的な思考に
とても憧れを感じました。
知らない事を、たくさん教えてくれた本でした。