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最後の恋 阿川 佐和子,角田 光代 他 新潮社 このアイテムの詳細を見る |
天気 てるけど風は冷たし!
角田光代 著 : おかえりなさい
を、読みました。
アンソロジー“最後の恋”の一番最後に収められた
角田光代の作品です。
主人公僕は、別れの気配が濃くたちこめるマンションの一室で
荷物をまとめる彼女に、過去の出来事を話し始めます。
「この話だけは話しておきたいんだ。」と
話し始めたのは、学生時代に起きたある出来事でした。
ひょんなことから、認知症と思われる老婆と知り合い
その老婆につけいって、アルバイトで配るはずの
パンフレットを、老婆の家に山ほど置いて行ったり
食卓いっぱいに並ぶ昼食を、毎日食べに行ったりしたします。
その話は、その老婆が認知症になってもなお
誰かを思うことの凄さを、物語り。
そんな愛に憧れ、そうなりたいと強く願っていたのだと、
ラストシーンで、主人公は感じるのです。
こんな切り口で、永遠の愛を語れる角田光代って
ほんとうに、すごいよなぁ~~~~~。と思いました。