Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

輪違屋糸里(上)

2008年03月01日 20時12分38秒 | ベリーの感想文(本・映画)
輪違屋糸里 上
浅田 次郎
文藝春秋

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天気      花粉はピークに

 

浅田次郎 著 : 輪違屋糸里(上)
を、読みました。

 

数えの六つ、天涯孤独になったお糸は、女衒に買われ
京の町の、島原に売られます。
やっとたどり着いた、京のおき屋の釜場
暗い土間に、天上からさす光を見つめながら
母からもらった、名前だけは取り上げないでくれと
お糸は、魂の言葉をつぶやき、糸里という禿(かむろ)となりました。


それから10年、血を吐く程の厳しいお稽古で
磨き上げられたお糸は、天上人の如く美しい芸妓となります。
そんな折、母と、姉と慕っていた音羽太夫が新撰組の前進
壬生浪士組局長、芹沢鴨に無礼打ちにあって死亡するという
事件が起こります。
糸里の運命は、この事件から大きく変化してゆくのです。


音羽が死に際に糸里に残した言葉
    「だれも恨まず、御恩だけ胸に刻み」
この言葉が糸里の、これからの人生の道しるべとなるのです。