Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

輪違屋糸里

2008年03月05日 16時43分49秒 | ベリーの感想文(本・映画)
輪違屋糸里 下
浅田 次郎
文藝春秋

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浅田次郎 著 : 輪違屋糸里(下)
を、読みました。


天井人の如く、自らを美しく磨きあげた糸里
新撰組副長の土方の望みを、甘んじて受け入れました。
普通の女なら、絶対に理解できない、身に降りかかる理不尽さを
疑いもなく受け入れるほど、深い愛情に満ちた糸里に
鳥肌が立つほど、衝撃を受けました。


雨の夜の、歴史の流れを変えたかも知れぬ事件に
関わりながら、しかし男どもの言いなりでは終わらない
糸里の聡明さ、強さ、そして愛情。


小浜に移った、親友の吉栄に生まれた
女の赤ちゃんは、糸と命名され
彼女が得る事が出来なかった、浜辺での愛情に満ちた
生涯を送るのでしょう。
きっと、それで糸里の願いは、かなえられるのでしょう。

16歳の絶世の美女のうちにあふれる
豊かな愛情の物語だと思いました。