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プリンシプルのない日本 (新潮文庫) |
白洲 次郎 | |
新潮社 |
天気 朝からどんより
白洲次郎 著 : プリンシプルのない日本
を、読みました。
カントリー・ジェントルマンと、自らを称していた白洲次郎の直言集。
戦後復興が始まった時期から、その十数年後まで
散発的に発表れた文章は、日々の生活の中で著者が感じた政治経済が書いてある。
若かりし頃、イギリス留学中ケンブリッジの学んだ、秀才だが、
育ちのいい野蛮人と言わしめたほど、粗野で、野蛮だったといわれている。
しかしその実態は、正義を貫くジェントルマン。あるいは武士道を貫く侍のよう。
ずいぶん昔に書かれた、ものなのに、
取り上げられた題材は、不思議なくらい今に通じており
人の世の変わらなさを、感じます。
この大災害の今こそ、日本人みんなが共通の正しいプリンシプルを
持つ時なのでしょうか。
戦後の重要な場面に正々堂々と向き合って、
日本の復興に尽くしながらも、
あまり実像がはっきりしてこなかった著者ですが、
不器用なまでに正義感にあふれ、子どものように純粋な
姿が浮かび上がる一冊です。