Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

天地明察(上)

2012年10月16日 14時47分40秒 | ベリーの感想文(本・映画)
天地明察(上) (角川文庫)
冲方 丁
角川書店(角川グループパブリッシング)

冲方丁 著 : 天地明察(上)
を、読みました。


江戸、四代将軍家綱の時代。
日本独自の太陰暦を作り上げるという
壮大なプロジェクトが始まった。
そのメンバーの一人として白羽の矢を立てられた
安井算哲(幕府に使える碁打ち)は
武士でも技術者でもない、あいまいな自分の立場や
大きな変化が望めない、碁の世界に
飽きを感じていた。
その飽きを、算術に打ち込むことで
紛らわせていたが、ひょんなことから
一大プロジェクトのメンバーに抜擢されて
算哲の運命は大きく変わってゆく。


時代小説を読むといつも
「へ~~~~っ、この時代って結構いろんな事が出来たんだ!」
と、大いに感動してしまいます。
この本にも、そんな感動がたくさん詰まっていました。
たとえば、江戸時代なんて電車もバスも無い時代。
読み書きそろばんくらいの計算力だったんだろうな~。的な
イメージだったんですが
こんな難しい数学を勉強していたなんて
超びっくりしました!!
平成の私は、江戸の数学者たちに遠く及ばない計算力で
昔の人に、呆れられちゃいそうです(笑)
続く下巻は、クライマックス突入!
続きが楽しみです。