抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

意思を伝え合うトレーニング

2021年01月13日 09時58分00秒 | トレーニング
どうも抹茶コーチこと永田です。
先日の高校サッカーネタの際に伝えることを伝えましたが、それについてうちのクラブでのエピソードを交えて今日はお伝えします。

意思を伝え合うためには、まず相手に伝えることが必要です。当たり前ですけど。
これがなかなか難しい。
しかし、しつもんに答えることで簡単に伝えることができます。
ですので私のスクールでは毎回、
「今日は何やりたい?」
と聞いてみます。
抽象的なしつもんなので、はじめはなかなか答えづらいのですが、慣れてくれば好きなこと発言してくれます。
発言するようになるには、伝えた言葉や意思を認めてあげることが大事です。

サッカースクールの参加者は18人。
普段は3つや4つのグループに分けて、分けた時点でビブスで色分けしてトレーニングすることが多いです。
効率が良いのでこうするコーチは多いでしょう。
これをあえて9人2チームに分けて、2コートでのミニゲームをします。
4vs4コート、5vs5コートに分かれでミニゲーム。
これをどちらのコートでプレーするかを子ども達が決めます。





これは時間は少し掛かりますが、以下のような2つの効果があります。

①自分で他人に意思を伝えられるようになる。
②他人の意思を受け止められるようになる。

スクールでは異学年で小学1年〜3年生までいます。だいたい3年生が中心になって話し合いが始まります。
まるで学級会のようです。笑
「4人の方に行きたい人〜?」
行きたい子が手を挙げる。
ここで1年生ばかりになりそうだと、それでは勝てないと判断して、学年のバランスなどを考慮して折り合いをつけようとします。
この『折り合いをつける』ことも社会では重要ですよね。
自分の意思を貫くだけでなく、他の人の意思も考慮する。他人の気持ちをわかろうとすること。
1年生も「〇〇くんとは絶対に同じチームが良い!」
と最低限の要求をします。笑
中心になってるお兄さん3年生がそれを組んで最終的なチーム編成します。

ゲームは前後半で両コートの得点を足し算します。なのでハーフタイムに隣のコートの状況を確認し、作戦を考え後半に向かいます。

人間的な成長はもちろんですが、編成によって守備的なチームや攻撃的なチームになることがあるので、前半での戦いから自分達で状況を考え、守備意識高めたり、攻撃意識を高めたり、サッカーの本質的な部分の向上にも非常に役に立ちます。
見た目の技術的な部分はまだまだに見えますが、駆け引きや考える力は充分成長しています。

まだまだ余白もいっぱいでこれからの成長が本当に楽しみです。

今年度もあと3ヶ月切りました。
次の学年に向けて、子ども達も大きく成長する時期です。
寒さに負けずに頑張っていこう!




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