フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

美しいのよ。伴奏ピアノが。

2007年07月25日 | flute 2007
フルートの演奏はどうしても共演者が必要です。
ピアニストと演奏することがとても多いのですが、
みんな、それぞれ得手不得手もあるので、
Aさんはバロックが合うかなー とか、
Bさんは呼吸が解っているなー とか、
Cさんはフレーズを作るのがうまいなー とか
まあ、いろいろあるわけです。

イギリスでベネットの講習会の時にクリフォード・ベンソンと
ベームのシューベルトの菩提樹を共演したのですが、
とっても演奏のやりとりが面白くて、しかもリードの仕方が素晴らしい。
私が名演奏家になったような錯覚!!がありました。←あくまでも錯覚ですよ。
名手ってこういうものか~って思いましたねぇ。

A先生の夫人Y子さんも抜きん出てますねー。
一緒に演奏していると時々トリップしてしまいます。
なんだか、意図しないところで音楽が独自の時間枠を生むんですよね。
ああ、変な日本語ですね。表現できません~
ああ言うのは、天才肌だなと思います。

八月に一緒に演奏する太田さんは
これまた、なんて表現したら伝わるのかー。
どうやって弾いてるんだろうって思うんだけど、
見ていてもちっともわからない。
音が緻密で濃くて厚いのにピアニズムが美しい。
一緒に練習をしていて、
あまりの美しさにショックを受けながら
演奏している自分がいる。

これだから止められないんですよね。音楽は。