フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

レッスン室から 10

2008年03月09日 | レッスン室から
頑固そうな親父さんのレッスンが始まった。
教則本を数冊、熟読されたようだ.
持ち方、姿勢から始める。

指使いはまぁいい。おおいに覚えてください。

問題その1
唇からフルートまでの距離の作り方。
 
    「教則本のこの絵ではこうなっている!」
    「・・・・・・・・ 

顔のその位置にリッププレートをあてたら音は鳴らない。
音楽教室のレッスンは30分しかない。
相手は70代現役。こちらは40代働き盛り。(若く見えているらしい)
理屈や物理現象の説明は後でいい。
言われた事を無条件で受け入れる気がないと、
フルートの発音の正しい技術の習得に時間がかかりすぎる。

    「時間が惜しいのでとりあえず信用してやってください」

30分かけて発音出来る所までようやく指導する。

そして
翌週、元に戻っている 

次回に話は続きます~