フルートはどうやって音がなるのか
風の音ばかりでいい音が出ない
大きい音が出ない
強い音が出ない
下の音が出ない
こんな話がよく聞かれます。
そもそも音という自然現象を人工的に作るわけで
自然現象そのものを考えてみたほうがよいと
思いながら基礎練習をしていたりするんですが、
風が吹いて窓が鳴る。
これが起こっているに他ならないんです。
息を吹くと空気中にカルマン渦が発生する
カルマン渦に含まれる周波数とフルートが合うときに
共鳴が発生する。
まあ、こんな感じ。
だから、アンブシュールがどうのこうのとか
唇の形がどうのとかあまり考えないほうがいい。
それより、良い音のする息を
呼吸のコントロールで作り出してあげることが大切
で、呼吸のコントロールをどう気をつけるかを
生徒さんたちに口うるさくレッスンしているのでした。