フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

イメージが伝わる

2010年06月24日 | レッスン室から
古いフルートを持った熟年層の方が
ちょこっとだけのレッスンにやってきました。

聞かせてもらったら
かろうじて音は出ているけれど
全力で一音ずつブレスして春の小川。

あららら。こりゃ直すの大変かな・・・?

立ち方を直しましょう~
あらら、そっくりかえっていますよ。
お尻は後ろにちょっと押す感じかな?
背中はそらないでね~

息はドコに入りますか?
お腹?意識しない方がいいかもしれないですね
前傾して息を吸ってみましょうか

息の吸う量が~
ハイ、吸い過ぎです。
200ccにしましょうかー?
吸い上げちゃだめですよ。

お腹のココにちょっと力入れてください~
え、どこかわからないですか?

じゃ、両手でろっ骨をつかんで息を吸って
はき出しまーす。ハイ、ため息つきましたね。
じゃ、もう一回息を吸って
今度はろっ骨なるべくしぼまないように
ちょっと我慢しましょ~

などなど、あの手この手で30分。
シンプルに良い音がでました。

たったの30分でこんなに変わるなんて・・・
ご本人も感動していたようですが、
私もビックリしました。
言葉を受け入れるというか、
言葉のイメージが上手に伝わると、
この難しい体の使い方がこんなに早く理解できるのか!

いやー、よかったですね。楽しめそうですね。
なんだかうれしいですね~