フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
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ベートーベン セレナーデop.25

2012年05月09日 | 作品あれこれ


1796年にベートーベンが26歳で作曲した 

セレナーデop.25ニ長調 に取り組んでいます

この作品はフルート、ヴァイオリン、ヴィオラの三重奏の作品です。


ちょっと変わった構成で、7楽章まであります。

1. Entrata: Allegro  2. Tempo ordinario d'un minuetto    

3. Allegro molto    4. Andante con variazioni 

5. Allegro scherzando e vivace  6. Adagio    7.Allegro vivace disinvolto


ダ・カーポが多いのが特徴かしら~と思える程にD.C.の記号が。

どの楽章も慣れないとどこに飛ぶのに一瞬迷います。


4. Andante con variazioni は 32小節の美しいテーマのあとに

三つのバリエーションなのですが、初めて合わせた時に一瞬ビックリしました。

このテーマ、ヴァイオリンとヴィオラで二重奏が聞こえるのかと思ったら

四重奏が聞こえてくるんです。重音×2ですよ~。素敵ですよ~。

ほれぼれすると次の技巧的なヴァリエーションが吹けなくなってしまうので

聞き惚れてはいけません。はっはっは。 


まぁ、イロイロ調べたりしながら練習をしているのですが~

このOP.25を他の人がフルート&ピアノ版に編曲し

ベートーベンが加筆し、承認したというものがあるんですねー。

OP.41という作品番号がついています。

そしてフルート、ヴィオラ、ハープのトリオの楽譜も出版されています

 

オーケストラに在籍していないフルート吹きはベートーベンとの

おつき合いはほとんど無いので、これらは貴重だと思う訳です

 

ちなみにイロイロ調べていたらヨハネスワルターさんの同曲のCDを

見つけて注文してしまいました。

  

  

私は彼の演奏がだーーーーーい好きで、たまに発見すると

一人で大喜びしちゃうんですよねぇ