輸入した楽譜はその時々で値段が変わる
一冊(1曲)7,000円以上するとさすがに 。
これは6,200円
恩師・増永弘昭先生は楽譜のコピーを許さなかった。
「簡単に手に入るものに価値がありますか?」
「その作品を作る作曲家の労力がどれだけかわかりますか?」
そういうことの一つ一つが演奏ににじみ出る。
恩師は音楽家以上に芸術家で、一言一言の重みが違った。
さて、ヴィドールに取り組む。15年ぶり。
フルート吹きに組曲op.34は好んで演奏されるし美しい。
演奏家も好きだが初めて聴く聴衆にもステキは伝わる。
表紙の絵はこの方ね
現在、ヴィドールは
有名じゃないし作品もすごく多いわけじゃない。
超有名でなくても素晴らしい作品を残している作曲家はいるのだ。
ステキなメロディ,技巧的なものが技巧に走らせず美しい。
ピアノが効果的で笛を生かす。
神々しくも普遍的な喜びや悲しみがあって
演奏家は音楽の道具なのかもしれない。
テレビを見ていたら面白いことを言っていた。
「美味しいかどうかは食べる人が決める。プロは見方が決まっている」
ほぉ・・・・。ご飯はそれで良いけど
芸術的音楽は,演奏家を惹き付ける力がないと後々淘汰される。
現代音楽の作曲家の皆様、フルートにステキな作品作ってくださーい
(ヴィドールの話はまだ続くかな)