フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
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アンリ・ビュセール (1872-1973)

2017年05月23日 | 作品あれこれ

<2>ビュセールとドビュッシー


ドビュッシー(1862-1918)

ユーロになる前に

20フラン紙幣にお顔がのっていました

 

 

フランスが誇る大作曲家

 

 

ジャワ島のガムランや葛飾北斎にも興味を持っていたり

東洋趣味があったのね

 

フルート吹きなら必ず持っていると言ってもおかしくない、

フレンチコンポーザーっていう曲集があります

その最初に乗っているのは

アンリ・ビュセール (1872-1973)

この方、101歳まで!! 長生きでした。

 

ビュセールの曲を20代で演奏したことがあったので

親近感をもっていましたが、

1909年イギリスでドビュッシーが作曲した

ペレアスとメリザンドの指揮をしたり

ピアノ連弾曲「小組曲」をオーケストラ用に編曲したり

ドビュッシーのお手伝いをたくさんしてるんですねぇ。

ローマ大賞も受賞してます。

 

カプレもビュセールもステキな曲を書いていると思うんですが

突出した  才能のドビュッシーと比べてしまうと

優秀な普通の常識・・・のある芸術家になってしまう。

強烈に才能がある人には引き寄せられるんだろうけど

ホントはすごいんだぞ。って言っておこう。

 

しかしね、1872から1973ってさ。

ドビュッシーもプーランクも戦前戦後の現代音楽も含めて

音楽芸術は商業音楽にとって変わられていく?時代の様で

素晴らしい芸術を知っていたビュセールには

どう見えていたのかな。なんだかツライ気がするわ。