フォーレ、ファンタジーはOp.78?79?らしく、
フォーレが52歳くらいの作品かなぁ?
OP.73が1895年に作曲され、
Op.80が1898年ペレアスとメリザンドなので
作品番号順と信じるならの話だけれど。
ドビュッシーは1892年頃から牧神の午後を書いているので
音楽界がセンセーショナルな時期に
フォーレのファンタジーは書かれている。
ファンタジーに全音音階はもちろん含んでいない。
渾身の美しさではなかろうかー
素晴らしい演奏が聴きたい と
CDを10枚程どんと購入。
そのうちの1枚はフォーレのチェロソナタ一番と二番。
カッコいいけど、なんだか現代曲に近いかも?
フォーレの作品はシチリアーノとファンタジーとラシーヌの雅歌
とレクイエムとパヴァーヌくらい。
それ以上のイメージがない・・・というのが
正直なところです。
ミニヨンファンタジーのオペラ「ミニヨン」を作曲したあのトマが
パリのコンセルヴァトアールの学長だった時、
フォーレの作品があまりにも「急進的」なので
最初は教授への就任の許可をトマは出さなかったのだそうです。
そして今やフォーレの方がビッグネームだけれど、
フォーレ自身は当時人気のあったヴィドールに
憧れていた、なんて書かれてもいます。
フォーレの前後のフランスのビッグネームを見てみると
トマ、(ワグナー)、フランク、サン=サーンス、ビゼー、マスネ、
ヴィドール、タファネル、フォーレ、ドビュッシー と続き、
ドビュッシーと言う突出した才能の出現には
大きな葛藤があっただろうなと
ドビュッシー 亡き後に作曲された
フォーレのチェロソナタを聴いていて思うのでした。
ちなみに女性関係も華やかだったのは伝記だけではなく
パヴァーヌの楽譜を読んでいても伝わってきます。
そして親しくしていた!既婚女性!がドビュッシーの最後の妻になる。
などという、曲目解説にはちょっと書けない様なこともあり
フォーレ,憤慨していただろうな・・・
今だってフランスじゃ大統領の女性関係は個人の問題で
政治には関係ないというくらいだもの、
何度もスキャンダルがあったって
それは芸術家としては関係の無いことで、
恋愛沙汰はごく自然なことなのだわ。
アモールな人たちのアモールなお国柄は
アモールな音楽をゆらゆらと映し出し、
フランスの音楽はやはりおフランス。