フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

発売になりました

2009年10月29日 | 恩師 増永弘昭先生

http://www.artespublishing.com/books/903951-23-2.html
ネットで購入されたい方は上記にどうぞ。



技術の問題として。
演奏している時に物理的反応がいかになされているのか

ああやったらこうなる。
経験論の積み重ねのみで演奏を構築する事が出来るのは一部の天才だけだと思う。

一種のカンの良さは必要だけれど
仕組みを知って、その仕組みに体を合わせる事を訓練するという事が
フルートの演奏には必須。

まったく・・・
「敵に塩を贈る」内容を書き残してくださった。

3 コメント

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Unknown (Aeolus)
2010-01-09 01:28:43
始めまして、アマチュアのフルーティストです。
昨年あるサイトで「フルートは歌う」を知りました。
増永弘昭というフルーティストの名前を聞いたことがありませんでしたが、タイトルに興味があったので購入しました。
付録のCDを聞きその音色と音楽性に魅せられました。
私は音色こそすべてと思っていますが、有名フルーティストでも、私が気に入って目指したいと思う人はめったにいません。
私の好きなのは、ヴィヴァルディのトリオです。
遺稿論文も大変興味深いものですが、いくつか不明点があります。
突然でぶしつけですが、宜しければ下記について教えていただけないでしょうか。
1. 15ページ右下 頭部管に指を突っ込むほど音程が低くなる、つまり空気柱が伸ばされたのである、とありますが、指を突っ込めば空気柱が短くなるのではないかと思うのですが。
2. 23ページ右 「フレーズを作る動きは体の横方向の動き、回転であり、決して拍に従って体をうごかしてはならない。」とあります。 これは縦方向(うなずくような)ではなく、体を横に回すということでしょうか。 強調する箇所では縦にうなずくように動いてしまうのが自然のように思いますが。
3. 増永さんがシュミッツのレッスンを受けるとき、シュミッツは一切吹かなかったと思いますが、増永さんが生徒に教えるときにはどうだったのでしょうか? 増永さんはきっと弟子に自分で吹いて見本を示したのではないかと推測しますが。
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うーん、むずかしくなっちゃった。 (管理人)
2010-01-09 23:01:43
>付録のCDを聞きその音色と音楽性に魅せられました。
>私の好きなのは、ヴィヴァルディのトリオです。

ヴィヴァルディ、イキイキしてますよね。私も好きな演奏です。

>遺稿論文
1. 15ページ右下 頭部管に指を突っ込むほど音程が低くなる、つまり空気柱が伸ばされたのである、とありますが、指を突っ込めば空気柱が短くなるのではないかと思うのですが。
  <お返事>
この場合の空気柱は管体の長さではなくて音の振幅の長さのことを言います。
まず、指をつっこむとその分空気柱が外に長く伸びようとします。
なぜかというと空気には粘性があるので菅の長さより空気柱の長さの方が長くなります。管が細いとその影響が大きくなりますから空気柱は伸びるわけです。
もう一つ。断面積が狭くなることにより初速が早くなるので拡散するのが遅くなり、よりいっそう空気柱は長くなります。
分かりにくい説明ですが、要はホースで水まきをするときホースの口をぎゅっと締めると水は勢いよく飛ぶというのと
ちょっと似ていますね。
絵に描くと分かりやすいのですが・・・

>2. 23ページ右 「フレーズを作る動きは体の横方向の動き、回転であり、決して拍に従って体をうごかしてはならない。」とあります。 これは縦方向(うなずくような)ではなく、体を横に回すということでしょうか。

そうです。タテノリはロックンロールになりますね。

> 強調する箇所では縦にうなずくように動いてしまうのが自然のように思いますが。

いいんじゃないですか?決めの一発は。

>3. 増永さんがシュミッツのレッスンを受けるとき、シュミッツは一切吹かなかったと思いますが、増永さんが生徒に教えるときにはどうだったのでしょうか? 増永さんはきっと弟子に自分で吹いて見本を示したのではないかと推測しますが。

「こうやっちゃいけない」という例を吹いて見せてくれたことはありました。
レッスン中に先生がメロディを吹くことは、ナシです。
(初心者のレッスンはしていませんでした)
それはさておき、とてもレッスンが上手な方でしたよ。
増永先生の書かれたフルートの歌わせ方という本があります。基礎練習が乗っていますのでぜひ参考にされてくださいませ。
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Unknown (Unknown)
2010-01-12 01:31:18
ありがとうございました。
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