Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

ほうぼうの一夜干の献立

2007-03-24 19:00:25 | 日本料理 惣菜料理 Japonais
ホウボウは近海で獲れる身のしまったそしてとても経済的な魚です。海水ほどの塩水に1時間漬けてから一夜干にしました。(いつも魚の知識 色々ご指導いただいているさかなやさんのレシピです。さかなやさんいつも有難うございますね。)



ホウボウ色々食べ方あるけれどこのような干物大好き。
ベランダ 大皿の上に網を置きその上に魚を 周りにダンボールで高めの枠で囲みガーゼを被せ乾かしました。翌朝 家族 何だか魚のにおいがぷんぷんだけど どうして?
ホウボウの干物は身が厚くて軽くて家族好み。一寸ばかりの干す間の臭いも焼いた香しい匂いに変化で食べる時には皆大満足。




ホウボウお腹を開いたら見事な卵が。どうやって食べようかと思いつつ まず荒塩で〆ました。
翌日パスタに混ぜようかとも思ったけれど ホウボウを焼くときに同時に焼いて 柔らかい白菜の葉先を軽く塩で揉んでから洗い絞った物とポン酢と生姜で合えることに。
あー これでポン酢も最後だわ。でも幸せに使い切って満足。




菜の花ではないけれどこの地方特産の野菜 シューブロッコリーと言います。春先に沢山出てくる本当に一束沢山で安い物。蕪の葉の太めのほろ苦い野菜。ブロッコリーの葉にも似ている 花のついていない菜の花のようなもの。
昆布だしをとり砂糖と醤油 すり胡麻 柚子とんからしを入れた胡麻和えにしました。



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後は大麦のおじや仕立。
私の小さい時にはおかゆのように洗練されていない 冷や飯に葱や野菜を入れて土鍋でことこと煮込んだ簡単な物のおじや 冬の朝 母 煮えたもの 土鍋ごとタオルで包み 堀コタツの中で温かく私達の寝覚めを待っていたものです。
ぽかんと入れた卵もとろとろの半熟でどうやっていたのかしら。お母さん。

大麦もおじや風にするとつるんととした味わい 私の大好きな物です。煮込み時間は掛かるけれど。頂いた乾燥柚子の皮を入れました。幸せな香り。

今日は皆さんのご存知ばかりの料理ですね。でも我が家であまりプログにはでないけれど頻繁に出てくる食事なのです。

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ホウボウを購入した時お魚屋のマダムとお喋り。
マダム言う事にホウボウは彼女の本当に好みの魚。お店で売れ残ると喜んで家に持ち帰り即このように調理するのよ。と。

水に 塩 こしょう ローリエを加え 静かに煮立たせ 煮立ったら3分で火を止め蓋をしてそのままに放置。
翌日食べる時 本当にとろ火で静かに温め 熱々のじゃが芋を用意。バター(この地とても美味しいバターの生産地です)に大蒜パセリとレモンで食べるのが簡単でとてもお美味しいのよ。何も頭を痛めることないじゃない?って。この土地の典型的な素朴な料理です。本当に美味しいものです。(私は人参や蕪 カリフラワーブロッコリーなど色々蒸し野菜を加えアイオリソースで南仏風にしてしまうけれど。)


海辺に生まれ育った魚介類の好きな私。この土地は私の生まれた土地のような遠浅の海岸。海の幸に恵まれ 時に襲われる望郷心も慰められるようですね。



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パプリカのフラン 人参生姜ピラフにポークソテー

2007-03-23 15:08:17 | 野菜 ベジタリアン料理 Légumes
昨日ひよこ豆のファラフェルを作った時 ファラフェルはオードブル。このお料理が続きました。

                      パプリカ(赤ピーマン)のフラン


残り物 目先を変えるため加工する時によく作る物です。我が家赤ピーマン好みで良くオーブンで焼いて皮を取り除いた物サラダの残りが。

作り方の分量はいつも同じなのだけれど

*パプリカ 赤ピーマン(焼いて皮を除いた時点で(100g)
*卵1
*生クリーム 12cl
*塩 こしょう クミン パプリカ(香辛料)
170度の湯を引いたオーブンで焼く(25分)

このフラン 温かい時も美味しいけれど 冷たいものもとてもデリケートで美味しいです。これから夏場に向かって。
そしてこの種のフランは作り置きして電子レンジで温め直しても美味しいので私は時間の在る時冷蔵庫の他の半端な残り物でも良く作ります。

主婦って時間あるようであまりないし? 前もって準備できた物があると急な食卓準備にとても心強いです。




最近買ったお米バスマティ 。ぱさついて好みに合わずピラフにする事に。
人参の荒めに摩り下ろした物が沢山入っています。そして生姜とカルダモンのカレー風味。このピラフはとても香り高くお勧めです。

米 2合に 人参半-1本 玉葱半分 生姜すり卸し 少々カルダモン(2粒 中には沢山の黒い粒がでも殻も味がつくのでいれ最後に取り除くように) 大蒜 カレー粉で普通のピラフを用意するようにチキンのブイヨンで炊いた物。

ふだんそうのお浸しのようなブレゼ。
後は豚肉の生姜焼き。シンプルでもやはり一番。美味しいもの。お料理って最終的にはシンプルさに戻るのではないかしら?





我が家はフランス料理と言っても私の志向で油控えた料理が多いです。フランス料理というより素材を重きに置いた自然料理?
我が家訪れた方々こんなに食べても(野菜の量がとても多いです)お腹すっきり太らないわと。そう言われ私はとても幸せです。


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ひよこ豆でファラフェル

2007-03-22 17:17:39 | 野菜 ベジタリアン料理 Légumes
ファラフェル。このひよこ豆のお団子。前に作った時には大失敗。今日はどうでしょうか?



             

前回はひよこ豆茹でてから作ったのです。茹でない物は消化に良くないと思って。でも見事に油の中で揚げるとき崩れてしまいました。今回は戻した物茹でず本来のレシピに挑戦。

本当はひよこ豆と空豆の乾燥豆を混ぜると美味しく出来上がるそう。乾燥空豆茹でたことあるけれど本当に粉っぽい澱粉質の物。それが良いのでしょうね。

色々ネットで調べ 昔のモロッコ人のブログの御友達のところでこれは美味しそうと思い作って見ました。作りながら やはり豆が違うと分量も異なるなと一寸足した材料も在りますが。
美味しくできたと思うのでご紹介。

 材料

乾燥ひよこ豆 250g(一夜 重曹を少し入れた水で戻す)
玉葱 大1 微塵切り
パセリ 一束 微塵切り(本当に沢山使います)
じゃが芋 大 2(250-300g)ゆでてつぶした物(これは軽くしたいと思ったから)
大蒜 3-4片 微塵切り
小麦粉 30-50g(捏ねた時の具合でご調節下さい)
クミンパウダー 小1 好みで+
チリパウダー 小1 好みで+(生の唐辛子の微塵切りだと更に香ばしいです)
塩 
ベーキングパウダー又は重曹 小2




 作り方

ひよこ豆に玉葱 大蒜 パセリ 香辛料 を加え 何回かに分けてフードプロセッサーで滑らかなピューレー状にする。じゃが芋のつぶした物とベーキングパウダーも混ぜる。

掌で綺麗なお団子に形成。ぬるめの油でじっくり揚げる。
驚いたことに揚げ油の匂いも殆どしないし 油を吸収する事もなく(油減りませんでした)からりと揚がりました。

多目に作って冷凍する事もできるそうです。揚げる前のたねの状態で冷凍する時はベーキングパウダーは入れずに(使用する直前に入れるように)
じゃが芋を入れたのでとても軽くなったと思います。



 ソースは

ヨーグルト
マスタード
塩こしょう
砂糖 ほんのり隠し味
万能葱の微塵切り
レモン汁

以上を好みの加減で混ぜオリーブオイル何滴か垂らした物です。


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鰈の麒麟蒸し

2007-03-21 21:40:17 | その他各国料理 autres pays
市場の魚屋さんでしっかり 眼と眼と出会った鰈.華麗 安価なのに あまり人気なく。フランス人には食べる部分が少ないのかな?

母の作っていた昔の味を思い 私の古いそれは古ーい中国料理の本にこの懐かしい一品を見つけ試してみました。

                      鰈の麒麟蒸し



 材料 2人分

*鰈 1匹(綺麗に洗ってから 白い皮の部分に包丁をいれ 色ついた皮の部分は骨を残して切る。)白い皮の部分は1cmに斜め切り。
*干し椎茸 3(ぬるま湯で戻して置く)1cmの千切り
*アスパラガス 缶詰 
*ハム 1cmの千切り
*生姜 少々細かい千切り
*酒 大1



 鶏がらスープ カップ1/2(椎茸の戻し汁も加える)
 味醂 大1
 塩
 胡麻油
 塩 こしょう 醤油
 片栗粉
 (今日は柚子とんからしも入れました。お好みで)




 作り方

1 全部上の材料に書いたように準備。骨付き部分の鰈に塩
胡椒。その上に鰈の白身の切ったもの。椎茸。アスパラガス。ハム。
を繰り返し蒸しきに入る皿に元の魚の様に整える。

2 生姜の千切りを散らし酒を振る。

3 蒸気のたった蒸かし器で15-20分蒸かす。

4 小鍋にスープに鰈を蒸かした際の汁を網で濾したものも加え味醂に他の香辛料を加え最後に同量の水で溶いた片栗粉でとろみを付ける。

5 蒸かしあがった鰈の上に餡をかけさらし葱で飾りつけ。





オードブルにラディッシュを。
この紫も帯びた赤い色。春を感じませんか?フランスではバターに塩でオードブルに食べるのですが今日は日本風に甘味噌を用意しました。

赤味噌(白味噌見つけるのは難しいです)+味醂+柚子とんからし のシンプルなもの。
でも美味しい素材同士でこれは本当に文句なし。






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卵のココットポロ葱ソースにピンクサラダ

2007-03-20 20:56:24 | オードブル Hors-d'oeuvre
今日のお昼に 卵のココットを。そして春らしいピンク色ビーツの入ったのサラダ。




フランス語でお鍋のことココットと言います。にわとりもまたココットとの表現もあのですよ。
耐熱のオーブンに入るラムカンもそれ又ココットと言うし。
その中で焼く卵の料理の名前 はもちろん ココット。ココットの中で焼く卵料理。

タイトルに卵のココットと言っても良いかしら? と 主人に聞いたら あまり繰り返しでしっこいと。でも料理の本を見ると卵のココットとも 書いてあるし。
ココット ココット

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くだらないお喋りはこの辺でやめにします。
今日は皆さんご存知の料理。でも何を作ろうか考えてしまう時のアイデアになれば?

**************

まだ美味しいポロ葱(もうすぐ季節の終り 芯が固くなり 新しい葱が出るまでは時間が掛かります)のソースを敷きました。生クリームとはとても合う物。卵にはぴったり。ほうれん草でも素敵です。




 材料(2人分)

* ポロ葱 120g(長ねぎの白い部分でも)縦に2つ切り細か切り
* バター 大1
* 生クリーム 大 3
* 塩 こしょう ナツメッグ
* パルメザンチーズ
* パセリ




 作り方

1 バターを溶かしポロ葱をしんなりするまで炒める(好みで大蒜を入れても)塩 こしょう。ひたひたのブイヨンを入れ 水がなくなり 葱が柔らかくなったら大1,5の生クリームを加え 火から卸す。ナッメッグ

2 ラムカンにバターを塗り 1 のポロ葱のクリームを敷き ぽかんと卵を割り落とし 残りの生クリームで覆い パルメザンチーズを載せて 温めておいた そし湯を張った(ラムカンの半分ほど。私はケーキ型などラムカンに合う小さめな器に湯を張ります)190度のオーブンで約10分ほど焼く。

表面に白い幕が張り中が流れるようが理想。





そしてじゃが芋のサラダ。

ビーツ と 林檎 が入り ほの甘いドイツ風サラダです。
ビーツのおかげで綺麗なピンク色に変身。女性向けかもしれませんね。
主人 戦争直後の酷い食料難のドイツ生まれ ビーツはあまり好みではありません。でも感慨深そうに食べていました。お義母さんのポテトサラダは美味しかった物ね。
今度ご紹介しなくては。クリスマスイブには毎年ポテトサラダが出て来ました。



材料と作り方

じゃが芋(皮剥き蒸かしてサイコロ切り。熱いうちに塩 胡椒。白ワインの入ったビネグレットソースで和えて冷ましておく。下味が付きこれがこつ)
ビーツ サイコロ切り、
林檎(青林檎のように酸味の強い物)サイコロ切り塩水に漬けておく。
玉葱 微塵切り(塩揉み水にさらし きつく水を切る)、
固ゆで卵 の 微塵切り、
パセリ の 微塵切り、
ピクルス の 微塵切り。

以上をマスタードの効いたマヨネーズで合える。

私のビネグレットソース マヨネーズは大蒜が効いています。お好みでご調節下さい。
 


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