I LOVE HARLEY! の独り言




5年ほど前まで髭を生やしていました。
たまに剃ったりしましたが、髭を生やすのが好きでした。
自他ともに、ハーレーに乗るのでバイカー気取りで生やしているものだと思っていました。
でも良く考えると、ハーレーに乗る前から髭を生やしたくて仕方がなかったのを思い出しました。
学生の時に始まり、社会人になって地方に就職して、札幌に戻るまでずっと薄い髭を生やそうと頑張っていました。
札幌に戻り、しばらくしてから再び髭を生やし始めました。
ちょうどハーレーに乗り始めたころからだったような気がします。


今思えば、髭を生やしたかったのは、どうもYさんへの憧れでした。

なぜ、その店に行ったのかは思い出せません。
19才くらいのことです。
ただ、その店「LOBO」は、私の興味のある衣料品、雑貨であふれかえっていました。
そこにいたのが、ショップオーナーのYさんでした。

Yさんは髭を生やし、たしか丸メガネをかけて、いつも一坪ショップの奥で座って本を読んでいました。
いつ行っても、9才年上のYさんは優しく穏やかに、いろいろな話をしてくれました。
たいした買い物もしない小僧を邪魔にもせず、ちゃんと相手にしてくれました。
時代の先を行き過ぎていたのか、最初のころは他にお客もいず、ほとんどマンツーマンで話をしてくれました。
いつの間にかそんなYさんが、自分がこうなりたいという理想像になっていました。


学生のころから髭を生やしたかったのは、間違いなくYさんの影響ですね。
とにかく店の中には、Yさんが気に入ったもの、納得したものばかりが置いてありました。
商品のことはもちろん、アメリカの話もたくさんしてくれました。
当時、ランドクルーザーに乗っておられて、車のこともいろいろ教えてくれました。
「LOBO]に通っていた数年間は、本当に楽しく、その後の私の人生に大きな影響を与えてくれました。
今でも、基本的には当時(そのころすでに何十年という歴史のある)のアメリカのトラディッショナルなアウトドアアイテムが大好きです。
もともと好きだったのもあるし、もちろんYさんの影響も大です。
きっと、この先も変わらないと思います。
それらが無くならずに、この先もずっと残ってくれることを望みます。


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