タイトルを見て、このアンは、赤毛のアンかなぁ・・・?
と思いつつ、録画したところ、がっつり「赤毛のアン」でした。
何度も映画になってるし、ご存じ世界名作劇場の「赤毛のアン」もある。
ここにきて、ドラマまで・・・・。
いや、私は好きなのだけど、まぁまぁマイナーだと思っているので、
ここまで手を変え品を変え作品化されることに驚く。
ドラマは、序盤は原作やアニメに忠実なのですが、3話あたりからヒリヒリしてくる。
アンのおしゃべりや、突拍子もない行動、癇癪、
孤児院やそれまでの奉公先での壮絶な虐待、いじめ。
ほんわかとグリーンゲイブルスのアンを愛でるという感じではない
高畑勲の「赤毛のアン」の偉大さを感じる。
いや、今まで映画化された作品もほんわかムードなものばかりだったよね。
でも、「赤毛のアン」には大人の事情やしきたり、差別、偏見、云々の問題が
背景にあるであろうことは何となく分かっていた。
思えば、ド田舎の偏見に満ちた集落に、孤児が歓迎されるわけがない。
独身を貫いた兄妹のマシューとマリラはおそらく、近所で浮いている。
そこら辺りのキリキリとした部分に切り込んでくる。
さすが、放送時間が深夜だけのことはある。
でも、アニメには無い良さもある。
奥深いというか、考えさせられるというか、まさしく、
大人のための「赤毛のアン」ですね。
「赤毛のアン好き」な私としては、いろんな赤毛のアンを見られることは、
とてもうれしい。
ビジュアル的には、アンとマリラはとってもアニメに近い。
何なら、マリラの吹き替え声優はアニメのマリラでは?ぐらい近い。
マシューだけが、若い(笑)
馬にまたがって、颯爽とムチを振るマシューなんて、びっくらポン!
(マシューと言えば、馬車のたずなを猫背で持ってるイメージ)
どこまで続くのか分からないけど、願わくば、アニメのラストぐらいまでは
いってほしい(相当な長さ)