興味深い記事を見つけた。
紙コップの使用を抑えてごみの量を減らすため、
滋賀県は24日、自分のコップを持参して飲み物が買える自動販売機を、
大津市の県庁内に設置した。
持参のコップを使用する場合は価格が10円引きとなる。
小さな努力です。
しかし、偉大な努力だと思います。
確かに、紙コップは飲み終わると捨ててしまうもの。
「もったいない」と思う。
外出時に飲むならいざ知らず、
県庁など職場で毎日飲む際に使う毎回の紙コップの量はかなりあると思う。
それを減らせれば、かなりゴミ量が削減できると思われる。
でも、ふと疑問が。
そのマイコップは自分で洗うのかしらね?
お役所のおじ様方は、臨時職員の女子に上げ膳据え膳で給湯してもらってるわけで、
そんな彼らがマイコップを持参して、後始末までできるのかしら?
そう考えると、対象者にも疑問が沸く。
ゴミ問題に本気で関心があるのは、何だかんだ言いつつ主婦ぐらいだと思う。
ゴミを自分で分別して捨てる作業をしない限り、真剣に考えたりしないと思う。
かく言うかぇるも、会社のゴミを自分で処理するようになって、
ゴミの分別やら量やらに関心を持つようになった。(それまでは「適当」でした)
そして、主婦は自販機でお金を払ってコーヒーなんか飲まない。
ゴミ意識の高い人=節約家というイメージ。
(「無駄を省く」繋がりということで、あながち間違っていないイメージだと思う)
つまり、自販機でコーヒーを気軽に買っちゃえるような人
(=節約家でない=ゴミ意識の低い人)
を対象にした対策なのです。
しかし、意識が低いからって野放しにして良いはずはない。
外堀を固めることで、少なからず重い腰が上がれば、喜ばしきことだと思う。
「職員は階段を使用するように」とエレベーターに書いてあるように、
「職員はマイコップを使うように」と自販機に書く。
自発的には無理でも、「みんながしている」という日本人心をくすぐる
やり方は、とりあえず威力は大きそうだよね。