小学6年生の授業で、クラスメイト一人一人の良いところを書くという宿題が出た。
今日は、〇〇さんについての良いところを日記に書いてきてください。
日記のタイトルが「〇〇さんの良いところ」
エリさんは、
「今日は、〇〇ちゃんやからいっぱい書ける」
「今日は、書くことないなぁ」
「今日は、何書いたらええんかなぁ」
と毎日悩みながら書いてます。
この光景を見て思った。
昭和だね。
昭和の授業だね。
「みんな良いところが絶対あるはずだから、探してみて!!」
「見つけて!!」
という感じかしら。
何と言ってよいのやら。
これって、たくさん書いてもらえる子が素晴らしいってことだよね。
万人受けする良いところをたくさん持ってる子が素晴らしいってことだよね。
そうじゃないと言われても、私ならそう感じます。
こんな授業してるから、はみ出した子が生きづらい社会なんだよ。
みんな違ってみんな良い。
友達たくさんいなくたって、あなたは素晴らしい。
いい所なくても、あなたには価値がある。
そういう風潮になってきているのに、こんな古い授業が残っている。
良いところって、わざわざみんなの前で言いふらすようなこと?
実際、言葉にはできない良いところってたくさんあると思う。
それは、別に言葉じゃなくても、もちろん言葉でもいいけど、
本人に伝えれば、伝われば、それが一人でも、一つでも、価値はある。
無いってことも別に悪いことじゃない。
それをわざわざ浮き彫りにする必要あるかね?
挙句、数を数える必要あるかね!?
そんなことするから、優劣が生まれるんだよ。
そんな宿題ボイコットしろ!!
と言いたいのをグッと呑み込んで見守っています。
呑み込んだ思いは、ブログに吐き出す。