日々是気の向くままに

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贋作三線事件

2018年10月16日 | 日記
有名な、ある三線店で、名工「〇〇〇政」氏作の八重山黒木・与那城型で定価70万のところ50万円で販売という三線が、なんと贋作であったという。
いま三線教室の間で、店の実名入りで、この情報のメールが飛び交っている。
この店は、皇族の方が訪問したこともある「由緒ある?店」なのに、なんということか。

そもそも、高額で高級な三線自体、例えば材料が「八重山黒木」であると言っても、なんの保証もない。「八重山黒木」にそっくりの木目の東南アジアから仕入れた材料かもしれない。市場に出回ってしまば、真相は誰にもわからない。
作者も同様で、胴を外して見ても、もしかしたら「シール」や「サイン」も偽物かもしれない。
(今回の事件では、シールもサインも無かったので発覚したのだが)

これでは、いったい何を信じれば良いのだろう。結局高額な三線は、その値段の根拠があいまいで、意味がない。そんな高額な三線を追い求めても何の役にも立たないのだ。むしろ安い三線でも、高名な三線奏者が使用していたというモノの方が価値があるだろう。それならば、高額な三線を探すより、自分がその高名な三線奏者になろうではないか。(ムリ?)

三線は一時期のブームは去り、売れなくなって来ているから、このような事件が起きるのかもしれない。

それにしても、今の世の中、こんな情報はあっという間に広まるだろう。
この店は、自分で自分の首を絞めている。かわいそうなことだ。
この店は、早急にホームページ等に謝罪の文書を掲げるべきだと感じる。そうでないと店として存続できないだろう。