焼物の町として知られる愛知県常滑市。
常滑駅から陶磁器会館を繋いでいる大通は切通しの坂となっており、
壁面には常滑市の陶芸家が制作した「御利益陶製招き猫」が配置され、常滑招き猫通りと名付けられています。
坂の途中には巨大招き猫・とこにゃんが鎮座しています。
とこにゃんはその高さ3.2m、横幅6.3m。
常滑系招き猫の頭部をデフォルメしないまま巨大化させたその姿は異様な風景で、
坂の途中から見上げると、巨大怪獣か巨人が壁から覗いているようで非常にインパクトがあります。
地の底から覚醒した巨大招き猫・とこにゃんが、今その左腕を挙げて渾身の猫パンチをするような、そんな想像が膨らみます。
ちなみに手前には本物そっくりの猫2匹の陶器も配置される演出がまた憎いです。
とこにゃんを見上げるその姿がかわいらしいです。とこにゃんの今夜の晩御飯要員でしょうか。
ちなみに夜はライトアップされるのだとか。
常滑駅からもほど近い坂の上のとこにゃん。
手前の猫の造形が非常にリアルで驚きます。
とこにゃんは後ろから見るとハリボテ感が増します。
前方から見られることを前提としているようです。
巨大造形物は頭部のみ作られることが多いですが、
とこにゃんも然り胴体と足が地中に埋まっているのではないかという勝手な妄想が膨らみます。
とこなめ招き猫通りの入り口には常滑系招き猫(全身像)が置かれており、これがとこにゃんの雛形なのではと考えてしまいます。
そういえば、とこにゃんと入り口の招き猫の挙げている腕が左右で異なりますが、右手はお金、左手はお客を招くと云われているそうです。