安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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残念な元エリート官僚の古賀茂明さん

2019-08-02 08:39:36 | 政治
さすがは朝日系列というべきだろうか?
朝日新聞系列の雑誌AERAが、元エリート官僚(笑)の記事を掲載した

題して「山本太郎の『MMT』理論はアベノミクスと本質は同じ」

どうやら古賀さんはアベノミクスがお嫌いなようである(笑)
なのでお金じゃぶじゃぶ理論に反対しているものと思われるが、残念ながら、お堅い頭では、本質が理解しきれなかったようだ
そもそも官僚出身者に経済の本質が理解できているとも思えないが、財政規律を重んじる官僚ならではと言える主張そのものだと感じた

古賀大先生いわく
「MMTは、自国通貨建ての借金をどんなに増やしても、政府が通貨を発行して返済すればよいので、国家破たんはないという考え方だ。バラマキを続ければ景気が良くなって国民生活も向上し、財政も健全化に向かうという。」

だそうである。中途半端な理解をするとこうなる、という典型そのものである

これについて正しく言うとするならば
「国家財政というのは、政府と民間の2つを総合的に考えなければ本質が見えない」というのがMMTの考え方の本質なのである
政府の赤字は民間の黒字、政府を黒字化すると民間は赤字化する
このことが理解できないと、政府の財政規律の黒字化は意味をなさないものになる
そして、国の経済規模は通貨の発行量と、潜在生産力、つまり経済にどれだけ生産能力があるかによって決まる
なので、経済力に見合った通貨を発行しないと、経済成長そのものが阻害されかねないのだ

彼の主張は本末転倒なのである

私は山本太郎氏の主張にも問題はあると思うが、古賀氏の中途半端な理解によるMMT批判は
逆に正論によってきちんと批判を受けるべきだと思う

そろそろきちんとした政策論争をしたいものである






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