安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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無税国家について考える

2021-04-10 22:17:05 | 政治
え~~、本日は、知人に「お前のブログは難しすぎる」と言われてしまいました。。。ので、わかりやすくするように頑張ります

本日は珍しい動画をご紹介します
以前からよく拝見していたユーチューブ番組「The Fact」のキャスター、里村さんの言論チャンネルですね
みなさんから頂いた疑問、ご意見にお答えします!!(里村英一)【言論チャンネル】
OGPイメージ

みなさんから頂いた疑問、ご意見にお答えします!!(里村英一)【言論チャンネル】

「言論チャンネル」では、政治や経済、社会保障、国際関係などの時事問題の中から気になるテーマを取り上げながら、本音の議論を進めます。
202...

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ほとんどの点について、里村さんのご意見に同意の私ですが、一点だけ、里村さんの説明に意見を挟みたいと思っておるのです
それが、「無税国家論」についてです
里村さんは1200兆円の借金とおっしゃっていましたが。。。。
言われるまでもなく、それが「国家の」借金ではなく「政府の」借金であることを里村さんは知っているはずですので、そこは突っ込まないでおきます

結論から申し上げますと、MMTを勉強した人から言わせると、「無税国家論は不可能」という結論になると思います
私はMMTを信奉しているわけではありませんが、国の赤字についての基本的な考え方はMMTが正しいと確信しています
MMTは会計学の考え方が基準であり、政府の赤字は民間の黒字、つまり、政府を黒字にすると民間は赤字になります
政府の赤字が無くなってしまうと、民間の資産もゼロになる。。。だからこれはできない。。。。
これが貨幣理論から見た、ざっくりとした結論になります

では、財政黒字にすることは不可能なのか?というと、これは話が別になります
単年度で財政黒字になることはありえます。それはアメリカのクリントン政権の時に、実際、財政が黒字化しました
MMTを勉強している人は不思議に思うかもしれませんが、経済が好調な時には、そういうことも起こりえるのです
そのカギは「民間銀行」です
消費が好調で、企業の設備投資が増えていくときには銀行からの貸し出しが増えていきます
銀行からの貸し出しは「信用創造」という形で行われるので、借り入れが増えるほど通貨の流通量が増えていきます
銀行は貸し出しという「資産」が増えますが、企業は借り入れという「負債」が増えるため、プラスマイナスはゼロなのですが
民間を流通する資金の総額が増え、資金の回転率が速くなっていくため税金も増えていくわけです
これが俗にいう経済成長状態です

実は日本の高度成長期には銀行が大きく貢献しています
出光興産の石油備蓄精製基地ができた時にも、銀行は長期的で莫大な貸し付けを行いました
この設備投資が、その後日本の経済に大きな成長をもたらしているのです

では、今の日本で、財政黒字になるほど経済成長をするには何が必要なのでしょうか?
それは、海外に向いている日本企業の設備投資資金を、日本国内に向けて投資することです
RCEPで対中貿易を自由化するよりも、対中国の関税を引上げて日本企業に日本国内の製造工場を作ってもらったほうがいいわけです
簡単なことなのです。。。製造設備を増やせば設備投資が増え、景気は回復します

では、その先に無税国家はあり得るのか?
無税国家は。。。政府紙幣を発行すれば可能だと
そう結論を出しておきましょう
銀行の信用創造による通貨の創造は、企業の負債の裏返しです
ですから、民間の借り入れが増えて通貨の流通量が増えたとしても、政府の黒字が何年も続けば、民間の貯蓄は減ってしまいます
民間の貯蓄を減らさないでバランスをとるには。。。これは無負債通貨の発行。。。政府が自ら資産としての通貨を発行すれば
それは政府の赤字を増やさず、民間の貯蓄も減らさない。。。ということになります
ただ、その場合、政府紙幣の発行限度はやはりインフレ率になると思います

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