映画『ランボー』(1982)原題『First Blood』
初めて観ました!びっくり超名作じゃないですかっ!
何で教えてくれなかったんですかっ!
「どうせスタローンが乱暴な映画だろうな…」としか思ってなかったじゃん!
すごく文学的ですね。
小説原作だからだけではなく
製作者がこの映画をアクションバンバン映画なんかにせずに意義深い映画にするぞ!という固い意志を持って作ったのがわかります。
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四コマ映画『ランボー』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2559
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今の方が評価されると思います。
実際公開当時はベトナム戦争へ帰還兵への反発がホントに強かったから、そこまでヒットはしなかった、とのこと。
(ベトナム戦争に反発するのはわかるけど、帰還兵にまで反発が起こるってのはどういうこと??? あ、『彼らは生きていた They Shall Not Grow Old』か…。めっちゃ理不尽。。)
今の方が客観的に過去の戦争を見れるし、今起こってる戦争のことも同時考えられるし。
哀しき怪物を作り出したのは戦争そのものであり、
戦争始めるのは政治家であり
政治家を選んで政治家でいさせ続けるのは一般市民なので、
ランボーを産んだのはトラウトマン大佐ではなく
一般ピープルの我々。。
それで戦争から帰ってきたら来たで、市民の平和な空気を乱すってことで汚らわしく扱うって、、、ホントに『彼らは生きていた They Shall Not Grow Old』じゃん。
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今撮るならランボー役はジェイク・ジレンホールとか
ジョン・ボイエガあたりかなぁなんて妄想しましたが、
やはりスタローンの怪物感は誰にも変えられないですね。。
それでいて最後子供のように泣きじゃくるあの落差。。
この人も子供だったんだなぁ、青春があったはずなんだなぁ、この人にとっての青春はベトナム戦争にあったんだなぁ、と感じて
ランボーと一緒に泣くわけですよ。。
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脇役もいいですね。
そんなに印象に残らずに終わっても仕方ない役だったはずの、ティーズル保安官。
演じたブライアン・デネヒー、すばらしいですね。
冒頭で出てきた時から「あ、この人はずっと出てくる人だろうな」と思わす存在感。
自信たっぷりの顔と体。
だけど実は「地方の町の保安官」である自分にコンプレックスを持っている。
心根としてはこの人は悪人ではないんだけど
このコンプレックスがねじ曲がってランボーを追い詰めちゃうし、
結果的に町を危機に貶めてしまう。
トラウトマン大佐ももちろんいいねぇ。
実際にニヤッと笑ったりしないんだけど、
ずっとランボーも活躍がうれしそう。。
「俺が育てたランボー」って思っているし、誰よりもランボーを大事に思っている。
『ランボー2』ではここが深掘りされますね。
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「反戦」のメッセージ
もんのすごいスタントシーンもあるし、アクションもすごいし、97分というソリッドさもかっこいい。
なおかつ観た人誰にでも伝わる「反戦」のメッセージ。
名作にございましたっ!
シリーズ全部みます!
四コマ映画『ランボー』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2559
ラストネタバレは以下に
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ぼんくら州兵たちによってランボーは廃坑で生き埋めにされる。
ティーズル保安官はランボーを生け捕りにしろと指示していたが、州兵たちはランボーがあまりに強すぎで身の危険を感じて殺してしまった。
全員、ランボーは死んだと思っていたが、トラウトマン大佐だけは「あいつは死なない」と心の底で思っていそうな表情。
実際ランボーは生きていて廃坑から生還。
州兵のトラックと機関銃を奪って、町に帰ってくる。
ガソリンスタンドを破壊したり、町を停電させたり、大破壊を行なってから、ティーズルを殺しそうになる。
そこにトラウトマン大佐「戦争は終わったんだ」
しかしランボー「戦争は終わってない!続いてる!」
ベトナムでの戦友が化学兵器を浴びて癌になり死んだこと、
今の戦地での戦友の死が夢に出てくること
アメリカに帰ってきたら罵声を浴びせられたこと
戦地では優秀有能な自分だったのにアメリカでは駐車場の警備員の仕事にすら就けないことなどを
子供のように泣きながらトラウトマン大佐にぶつける。
大佐はランボーを胸に抱く。
ランボーは降参し、逮捕される。
夜の町。パトカーがランボーを囲っている。おわり。
映画『ランボー』(1982)原題『First Blood』