FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

1月のアウトドア

2009-01-16 00:30:47 | クライミングレッスン報告
1月11日

1月、2月は寒いので、「さる」レベル以上に進級した人たちでアウトドアに出ることにした。
場所は幕岩。お天気も良い
だから、岩場もとても混んでいた。

始めに通称「蟻さんルート」のある岩場でアップ。
「シルクロード」5.7を1本目はトップロープでリハーサルし、2本目はリードで登る。
ユイちゃん以外は外岩初リードだったが、スムーズにこなしていた


みんな1回ずつリードしたところで、こうへい君にヌンチャクの回収をお願いする。
きちんと働いてくれた


次は「サンセット」10aの右回りバージョン。
「サンセット」の核心を逃げる形になり、だいたい5.9くらい。
穴がボコボコ空いていて、子供たちの人気のラインだ


ここでお昼
お弁当を食べながら、こうへい君はなぜかしきりにお笑いコンビ「クールポコ」の物まね。
ネタを正確に暗記して再現するのには驚かされた。
それにしても「な~に~」の声が良く似てるなぁ

みんながお昼を食べている間に、空いているルートを探す。
ちょうど「アボリジニ」などがある面があいた。
ユイちゃんは前回来たとき登っているが、今日は復習してもらおう。

お昼の後、女の子たちがトイレに行っている間に「暇だから登りた~い」とこうへい君。
一足先に「夕飯時」10bに取りつく。
ここは以前より地面が下がってしまって出だしが悪くなったので、以前の位置からスタート。
あっという間にオンサイト。
で、隣の「夕暮れ時」10bもみんなが帰ってくる前に取りついてしまった。
こちらも途中少し困ったものの、あっさりオンサイトした。

トイレから帰って来たりんちゃんとユイちゃんも一番左のラインの「夕飯時」は難なく登った。
以前ユイちゃんはこのルートを苦戦したが、今日は登り終えて「楽しかった。」
進歩のあとが見えるね。

「夕暮れ時」は多少厳しい様子でユイちゃんはテンションが入った。
が、足の位置などを冷静に考えて動きを組み立て、抜けることができた。
りんちゃんは少し迷っていたが、オンサイトしていた。

さて、最後「アボリジニ」10a。
始めにこうへい君。
核心のところで、「あっもーダメ」と一瞬弱音を吐いたが、見切りの良い動きで切り抜け、オンサイトした
足の動きが超早かったね。テケテケって駆けあがってた。

次のユイちゃん。
こうへい君の応援も空しく、テンションが入ってしまった。
以前一度登れていたけど、手ばかりに意識が行って体のコーディネーションを忘れていたようだね。
でも、前回よりはうんと早く切り抜けられた。

最後はりんちゃん。
こうへい君は「りんはこれ登るよね、登って、お願いっ
これって、逆にプレッシャーだね。
りんちゃんはその言葉を聞き流し、無言でスタート。
こうへい君の応援は絶え間なく続く。
核心にさしかかったころには、「の~ぼ~れ~、の~ぼ~れ~」と呪詛のような低い声に。
さすがのりんちゃんも「うるさいっ
で、声はピタッと止まった。

りんちゃんは股関節の柔らかさと足技を駆使して、難なく一撃。
お見事でした

今日はここまでで時間切れ。
ユイちゃんはすっかり前回の復習になってしまったね。
でも、かなり進歩して来ていることが見て取れた。

去年からレッスンに来出したこうへい君とりんちゃんは天気の都合であまり外岩にも行けなかったにもかかわらず、なかなか良いスタートでした。これからもインドアで修行して、アウトドアで技を磨こうね
そして、もちろん木登りなどの外遊びもね

今回の写真はこうへい君ママが提供してくださいました。ありがとうございます。