FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン&チームFCC合同練習会

2009-07-21 19:56:45 | クライミングレッスン報告
7月11日(土) ②

午後1時からはユイちゃん、たくみ君&マイちゃん兄妹。

レベルアップでは、レッスンのはじめにムーブの名前とフォームを毎回1つづつ覚える時間を作っているのだが、
しっかり者のマイちゃんは習ったムーブを毎回ファイルの「メモ」欄にメモっている
ほとんどの子が「落書き欄」と化している中、ちゃんと本来の目的に使ってえらいぞ~
でも、ムーブの名前だけ書いているから、それがどんな動きの特徴があったかが思い出せないことがしばしば
そこで今日から「棒人間」の絵で実際の動きもメモに入れることにした
これなら忘れないですむかな~?

たくみ君は力がついて来たのと、定期的にクライミングをするようになって動きが入って来たのとで、
ボルダーの白課題をを次々とゲット
かつては登れなかった課題も楽そうに登るようになった

逆にルートはマイちゃんの出番
今日もテンションせずに10aを登って、ルートは負け知らずだ

一方、たくみ君は高いところが怖いのでルートは苦手。
今は地道に以前登ったことのある9を復習している。
なかなか良い心がけですぞ
それが本当の実力になるんだよ、頑張れ

ユイちゃんは次の時間も連続でレッスンを受けるので、この時間はアップに充てることにした。


3時からはチームの練習会。
3時間ぶっ続けで登る。

遊具から飛び降りて足の骨にひびが入り、ギブス生活でクライミングを休んでいたこうへい君が今日から復帰だ

ボルダーは早めに切り上げ、今日はルートをメインに練習する。
子供たちはボルダーが大好き
だから、こちらである程度強制しないとルートの技術がなかなか伸びないことになる。

それでもボルダーで時間を使いすぎた
今日は最低でも5本は登ろう

復帰したてのこうへい君は様子見で、9~10aを5本登った。
ぎりぎりのムーブはまだこわごわのようだが、ボルダーでも結構飛び降りていたしすぐに元に戻るだろう

りんちゃんはルーティーンに入れてある10aを含めて4本。
あと1本足りなかったね。
でも、今日は10bの復習もこなしていたから、合格かな

前回、ユイちゃんは私に叱られた。
10cにチャレンジしたのだが、恐怖心で動けなくなり、すぐに腕が張り、指が開いて全く歯が立たなかったのだ
もう中学生。しかも8月にはJOCにもエントリーしている。
ふだんから自主練をしないと上手くならないよ、と言っているのだが、
「レッスンのほかに練習に行ってる?」と聞くと首を横に振ったのだった。
そんな状態ではJOCには連れて行かれない。みんな必死で練習して来るんだから、練習もしない人は出る資格はない、と。

練習出来るか、と聞いたら彼女は「やる」と答えた。
そこで、やるべきメニューを伝え、週に2回はジムに行くことを約束してもらった。
質問しながらメニューの内容を聞き取る彼女の姿勢に、私は手ごたえを感じた。

そして、今日。
あえて私は自主練に行ったか否か聞かないでいたら、彼女のほうから報告してきた
これなら行ける。
登るときに気持ちで負けないことをアドバイスして前回ボロボロだった10cに再チャレンジ
1便目で見事レッドポイントした
努力が実った瞬間、顔が輝いていた
この晴れ晴れした瞬間に支えられて、努力を続けてほしい。
JOC本番でで力を出し切り、この気持ちを味わうために、日常を頑張るのだから。