FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン

2009-11-17 12:20:56 | クライミングレッスン報告
10月24日(土)

りんちゃんはホールドにかじりついたまま、動けなくなった
リードクライミングのフォールの練習。フォールが怖くてできないりんちゃんは、まずはテンションして空中でぶら下がることに慣れてもらいたい。
1時からの回では怖がらずにテンションできていたので、「今度はテンションした後少し流すよ。」と一声かけたらテンションができなくなった
下では居合わせた大学生のやよちゃん、サキちゃん、中学生のアヤちゃんが「ガンバ、ガンバ」と応援してくれていたがりんちゃんの耳には届いていない様子。目を堅くつぶって逡巡していたが、やがて大粒の涙をポロポロっとこぼした。「これも一つの技術なんだからしっかり身につけなさいっ」と叱っていた私もそれ以上は言えず、普通にテンションして降りてもらった。うつむいたままロープをほどく彼女に「ロープを抜いてね」と声をかけ、ユイちゃんのビレイにまわる。
ユイちゃんはタワーの10cのレッドポイントが今日の目標だ。中学1年になり、意識も目標設定も成長してやるべきことが分かってきた彼女にも、りんちゃんみたいな時期があったっけ。。。彼女はこのトライで、苦労していたこのルートを登った。自分の頭で考え、自分の動きをコントロールした良いクライミング内容だった。
ロープを抜いた後、しばらくりんちゃんの姿が見えなかったので、登り終えたユイちゃんも私と一緒に彼女のことを心配してくれた。アヤちゃんも心配そうに私のところに来てくれて、「以前の私とかぶるかも。。。」と言ってくれた。
そうだね、人それぞれ成長のタイミングというものがあるね。一人一人の心の成長に合わせたタイミングで技術も身につけていけば良い
りんちゃんが戻ってきたので挨拶をしてレッスンを終えた。11月末に行われるキッズコンペに、りんちゃんはリードの部で出てもらう予定だったが、「今回はトップロープの部で出ようか?」と聞くと「うん」と頷いていた。