FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>特別レッスン「よそのジムに行こう!」続き

2010-02-10 13:41:11 | クライミングレッスン報告
お昼御飯を挟んで午後はいよいよリードのビレイだ。
先ずは一組づつ私や保護者の方がついて、トップロープで確保されながらリードクライミングのビレイの練習。
ロープの繰り出しや手繰りの操作に慣れ、クライマーがスムーズなクリップが出来るようになるまで練習。次に墜落されたときに安全に止められる立ち位置や出だしのスポットに気をつけて、これがスムーズに出来るようになるまで練習。
一応、ここまでが必要最低限。これがこなせたチームはトップロープの補助輪解除。実際に2人で組み、簡単なグレードで練習を積んでもらった。フォールを止める練習や、ルートの下部での微妙な動き方については今日は講習していないので、クライマーは無理な動きをせずに行き詰まったらテンションすること、安定して登れるグレードで練習することを条件とした。
どのチームも登る前のチェックや注意事項をしっかり実践し、危なげない行動で十分練習を積めていたようだ。ニュージーランド帰りのユイトと受験でここ数カ月クライミングを休んでいたミツキチームだけは少々空回りしていたようだが
2時終了。みんなに感想を聞くと、「楽しかった」と顔を輝かせていた
お互いに命を預け、責任を持って役目を果たす。今日の「楽しかった」という感想は、その充実感だったのではないかと思う。子供は、ただ単に守るだけの存在ではない。彼らもこれからの社会の一員として機能していくための訓練を十分に積んで行かねばならない存在だ。ただ登らせてもらっているだけでは身につくことではないだろう。