FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<コンペに行こう>第2回「神奈川カップ」 その1、トップロープの部

2010-05-14 15:32:50 | クライミングレッスン報告
5月9日

快晴に恵まれ、第2回キッズコンペ「神奈川カップ」が開催された。今年は参加人数もリード12名、トップロープ25名、総勢37名と昨年の約倍に増え、山岳スポーツセンターのクライミングウォールの前の芝生は色とりどりのピクニックシートやテントで賑わっている。
FCCからはリードの部にユイちゃん(中2)、りんちゃん(中1)、コーヘイ(小5)、とっしー(小5)の4人。そしてトップロープの部に シンシン(小3)、ちかちゃん(小4)、コムちゃん(中1)、かんちゃん(小1)(以上pump2)、ユキちゃん(小2)、たっくん(小3)(以上ダムキッズ)、ユータ(小6)、しゅん君(5年)(以上ビッグロック)の8人がエントリーした。
この中には本当に習い始めたばかりの子供たちもたくさんいたけれど、みんな実に生き生きと今の力を出しつくしていた

トップロープの部のルートはウォールの途中までで終了する。終了点には「パーフー、パーフー」となるクラクションがつけられており、これを鳴らせば完登となる。ギリギリで終了点に辿りついても手が張ってしまってなかなかクラクションが鳴らせず、「早く鳴らすんだ~」と周囲がやきもきしている姿が良く見られた
私はセッター兼ビレイヤー兼諸々雑事、だったのであまり子供たちの活躍をつぶさに観察することが出来なかったけれど、一人一人印象に残る場面があったように思う。
シンシンは1本完登し、「よっしゃ~」と元気よく声を張り上げていたし、ちかちゃんはタイムアップになるまで次の取れない一手に向かって頑張り続けていた。高いところが怖いコムちゃんはある高さになるとピタッと動きが止まり、セミ状態に。。。 でも、諦めることなくやはりタイムアップになるまで粘り続けた。今年1年生のかんちゃんには下部から遠くて厳しい。でも、次の一手を目指してピッと伸ばした手が指先まで伸びていてとても可愛い 7回くらい足の位置などを考え直してトライし続け、最終的に適切なスタンスを見出して次の一手を取ったかんちゃんは偉かったよ
 
近頃メキメキ伸びて来たユキちゃんは1本目を完登し、2本目は終了点のリングが取れずに落ちた でも、やはりいろいろと可能性を探って頑張っていたのが印象的だった いつもは自由人のたっくん。何でもアリ、で登るのが大好きなので、決められたテープを無視しないか心配だったけれど、ちゃんと他のホールドは持たずに頑張れてたね やれば出来るんじゃーん。。。

ビッグロックからエントリーのユータ。なかなか良い登りをしていた。のんびりクライミングを楽しんでいるビッグロックのメンバーの中で、モチベーションと素質に光るものがあるので、何とか続けて行ってもらいたいと考えているのだが。ビッグロックの仲間からは、やはりモチベーションの高いしゅん君が申し込んでいたが、残念ながら発熱のため休場となった。本人は「出たい」、と言っていたようだが、残念 また次回だね。

FCCの子供たちのトップロープの結果は、シンシンとユータが6位に入賞
みんなおめでとう



大会が終わってから行ったダムキッズのレッスンのとき、ユキちゃんは取れなかった終了点のリングホールドに執着し、たっくんからは「強くなるにはどうしたら良いの?」という質問を受けた。みんな、何かしらの刺激を受けたようだ