FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@FREEDOM

2010-01-12 16:16:14 | クライミングレッスン報告
1月11日(月)

青葉台駅近くに出来たボルダリングジム「FREEDOM」でのレベルアップレッスン。今日は祝日なので午後3時からのレッスンだ。
今回はりんちゃんとコーヘイの2人がレッスンを受けにやってきた。

りんちゃんは2回目、コーヘイは初めてと2人ともまだあまりここの課題をやっていないので、ウォーミングアップとムーヴの学習のあとは自由にやりたい課題をトライ まったく休みなく5級~3級位までをトライしまくった りんちゃんは3級位までがいくつか登れて、「今日は調子が良い」と大満足。コーヘイは多少リーチに泣いたけれど、テクニカルで難しい課題も含め2人ともかなりこなせていた
テクニックがしっかりしている、とジムの人たちもびっくりしていたよ。この調子でどんどん実力を伸ばしていこうね

レッスンの1時間前から登りまくっていたコーヘイはレッスンの後半はかなりヨレヨレ 2人とも大好きなボルダーを満喫したようだね


<レッスン日誌>レベルアップレッスン

2010-01-09 23:39:11 | クライミングレッスン報告
1月8日(金)

夕方6時半からコーヘイ、そうや君、ゴローちゃん。そうや君は久々のクライミングだ。

今日は3人とも目的がバラバラだ。
ゴローちゃんは「持久力をつける」のが当面の本人の目標なので、今日は持久力トレーニングで「世界一周」をやりたいと言い、今年中に3級を登りたいコーヘイは赤(5級)~茶色(4級)のボルダー課題のチャレンジしたい。受験の準備でなかなかクライミングの時間が取れないそうや君はかなり弱っていると思われるため、私の提案で30分でピンクが何本登れるか、に挑戦することにした。

ゴローちゃんの「世界一周」が始まるとともにゴローちゃんがトラバースして進んでいく壁の近くのエリアでコーヘイとそうや君がボルダーをトライ ゴローちゃんの移動とともにみんなもその周囲を移動しながらボルダーにトライする、という少し奇妙な形でのボルダーレッスンとなった。今日のゴローちゃんの「世界一周」は前回よりさらにレベルアップ 登っている人が降りるのを待っている間以外は大きなレストを禁止した。にも拘わらず見事今日も垂壁からチューブまで一度も落ちずに行って帰ってくることに成功持久力は間違いなく伸びているよ。 コーヘイはお正月のレスト明けで今一つ調子がでないようだが、自分の目標課題は全てチャレンジしていた そうや君は間があいた割には良い調子 私はピンクが10個登れれば合格と思っていたが、約30分で14個登った 15個を目標にしていた本人は悔しそうだったが、よく頑張れたね。「こんなに汗かいたの久しぶり」と爽快そうなそうや君だった。

ボルダーでみんなヨレヨレ。ルートはクールダウンの代わりとなった


<レッスン日誌>ビッグロックスクール新春交流レッスン

2010-01-07 23:55:29 | クライミングレッスン報告
1月6日

今日はいつもはパンプで登っている子供たちも一緒に、ビッグロックスクールの新春特別交流レッスンを行った。
いつもビッグロッククールの中でしか活動していない子供たちに、スクール以外の仲間と登ることで世界を広げてもらうのが目的だ。

レッスン内容はいつもとは違い、2チームに分かれてのチーム戦ゲームとする ビッグロックスクールの子供たちとパンプの子供たちが同じチームで触れ合ってもらえるようにグーパーでチーム分け 。 出来たグループのチーム名を自分たちで考えてもらう。1つは「ブラックダイヤモンドチーム」(あれ?どっかのクライミングメーカー・・・?)。5年生の男の子4人(パンプからゴローちゃん、としや君、ビッグロックからゆーた君、オガ)のチームだ。それに対する「ブラックペッパーチーム」は、パンプからりえちゃんとりんちゃんの女性陣とビッグロックの古株、カエデとしゅん君の男女混合チーム。3回戦をポテチをかけて戦った。

1回戦はアップも兼ねた「ドンじゃんけん」。なかなか勝負がつかず、じゃんけん勝負となって「ブラックダイヤモンドチーム」の勝ち

2回戦はボルダー対決。チームのメンバーが課題を登るごとに得点、チームで得点をとったほうが勝ちとなる。課題の難易度により得点点数を変えており、チームの持ち点によってトライする課題の難易度を調節するのも作戦のひとつだ。みんなで相談し、より高得点を取れるようチームワークで勝負 「ブラックダイヤモンドチーム」はなかなかの結束力を示し、「ブラックペッパーチーム」を大差で引き離してこの回も勝利を得た

ここで「ブラックペッパーチーム」の男子2人は「どーせ勝てないじゃん」投げやりな態度を見せ、しっかり者の女子2人に怒られていた

最終回は課題作成対決。チームでそれぞれボルダー課題を作りお互いに披露。相手チームの課題を登ったほうが勝ち、というもの。ただし、作成した課題はチームの誰かが登れていないといけない。もう後がない「ブラックペッパー」は、垂壁にりんちゃんが満を持してゲキワルホールド課題を作成、「ブラックダイヤモンド」を待ち受ける。一方の「ブラックダイヤモンド」は男子らしくルーフに課題を作成。みんなで意見を出し合い、やはりチームワークの良さを見せていた。さて、相手チーム課題の攻略タイム。まずは「ブラックペッパー」の課題攻略から。ゴローちゃんととしや君が良いところまで行ったので2人が2回トライしたが登れず 一方、「ブラックダイヤモンド」の課題はりんちゃんが1撃し、みんな「やられた~」とがっかり。最終戦は「ブラックペッパー」の勝利となった

結果、2対1で「ブラックダイヤモンド」が勝利をおさめてポテチをゲット 戦利品はあっと言う間に4人のおなかに収まった。「ブラックペッパー」のメンバーは「へんポテチなんてほしくないもん」と登れなかった「ブラックダイヤモンドチーム」の課題をみんなでトライしていた


09年 クリスマス会

2010-01-04 18:26:54 | クライミングレッスン報告
12月24日

今日はみんなが楽しみにしていたクリスマス会。
午後4時くらいにpump2の2階ラウンジに集合し、まずは飾り付けの準備。5時半くらいになってやよちゃんやサキちゃんなど、大学生の頼もしい助っ人も登場し買い出し班と飾り付け班に分かれて準備 買い出し班が戻ってきたのを見計らってパーティのケーキやらカナッペやらをみんなで手作りしたり、チキンやごちそうを盛りつけたり

準備が整いいよいよパーティ開始
ビンゴやプレゼント交換で大白熱だった

あっと言う間の3時間。後片付けもみんなできちんとして終了。時間のある人は居残りしてボルダーをしていた。
ごちそうを食べたりゲームをしたりするのもさることながら、自分たちで手作りした準備の時間が一番楽しそうだったね



志をもって生きる

2010-01-02 13:27:22 | ブックス
金子書房から出ている雑誌『児童心理』。2010年1月の特集号は「志ある子を育てる」というものでした。「志」。近年忘れ去られた観念ですが、混乱し迷走する現代社会を自分の足で生き抜こうとするとき、この概念が心の中にあるのとないのとでは大きな差が生じるように思われます。

では、志とはどのような定義のものなのか・・・?
「志と呼ばれるものには、損得を超えた情熱が感じられる。決意とか覚悟に近い手応えが伝わってくる。何かを目指したいと願うこと以上に、何を我慢し何を諦めるべきかといったストイックな姿勢が窺える。志とは、人生を充実させ乗り切っていくために人間が発明したきわめて高度な心の仕組なのだろう。志を持つということは、辛さに満ちた人生を生きていく上で、実に「便利」な方法論に違いないのである。」
巻頭の一文『志なき時代の中で』の中で春日武彦氏はこのように定義しています。

そう。当たり前のことながら、人生とは辛いものです。努力が必ずしも成功に結び付くものではなく、「夢」が手に入れられる保証はどこにもない。暗中模索し、もがきながらとにかく一歩一歩自分の信じる方向に進んで行くしかないのです。それはとても忍耐のいることです。
「志をもつということは、たんに『夢』を抱くこととは異なる。夢ならば幼児にも持てるのであり、それは空想と欲望が合体したものに過ぎない。志をもつとき、人は自分の人生全体をイメージしなければならない。そうして自分の弱さや矮小さを自覚し、限度をわきまえ、そのうえで目的や方向性を定めることになる。その営みには、謙虚さと『地に足のついた』理想とが求められる。」氏はこのようにも述べ、さらに「生きる意味とは『充実感』といったものをどれだけ大切と思うかといった点に関わってくるだろう」と続けておられます。

志をもって生きる。それは人生を充実感を持って生き抜いていくための重要な方法論であるのでしょう。そしてそれは、一つの技術を自分の身につけるうえでも重要な方法論でもあると思われます。クライミングにおいてもそれは例外ではありません。