FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2011-06-20 10:31:42 | クライミングレッスン報告
6月4日(土)  メンバー:ユイト(中2)、コーヘイ(小6)、りんちゃん(中2)

午後の早い時間帯はユイトが一足先に一人でレッスンを受けに来た。
マンツーマンなので、レッスン前半のアップを兼ねた基本練習でユイトの弱点を修正。
また、小6あたりから急激に身長が伸び始め(今では私もすっかり抜かされました)たためと、
近頃体育祭のリレー選手に選抜され、急に走る練習を始めたとのことで、オスグッドの可能性のチェックもする。
意外と筋肉が柔らかい 
彼の提出した自主トレーニング記録を見るとストレッチはきちんと毎日しているようなので、その成果かな?

ルートは、新しくリニューアルしたツナミのルートを攻めている。
先日白□12bを登ったので12aに戻り、黄色↑→×にトライするが、下部でやられてボロボロに
これは黄色↑の派生ラインで、ルーフを渡ってタワーに抜けるラインだ。
そこでまっすぐツナミ上部に抜ける正規ライン黄色↑に目標修正することにした。

次の時間でコーヘイとりんちゃんも加わり、中級用の2時間レッスンがスタート。
ユイトはこの時間で黄色↑をレッドポイント
コーヘイは前回東京都の強化練習会でコーチから与えられた課題、ツナミの紺/12cにトライ
2回目で1テンにこぎ着け、レッスン中に3便トライした。以前はすぐにへばってしまったけれど、体力が付いてきたね
周囲が12台にガンガントライしているのを見て、「よし私も」と意欲を見せ始めたりんちゃん。
「12aで登りやすいのはどのルートですか?」と言う。
うーん。。。今のところ、他の壁よりもツナミのルートが登りやすいかな、とは思うのだけれど、
今回の12aはどれも登りにくいものばかり。
とりあえず黄色/を最大傾斜帯の終わる48番の終了点まで行って、様子を見ることにする。
そこまではオンサイトだったね


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2011-06-17 13:41:23 | クライミングレッスン報告
6月3日(金) メンバー:タクミ(小6)、ユキちゃん(小3)

お互い実力が拮抗して気になる存在同士のレッスン。
準備体操&ストレッチの段階から空気がピッとしていて緊張感がある
基本練習もテキパキとスムーズに流れ、さらに正確に良いパフォーマンスを示そうと、お互いに競い合いながらの練習は、自然と意識も高くなる

今日のムーブ学習。ユキちゃんが引いたカードは「ダブルダイノ」。タクミも初級用のムーブを全てクリアしたので、ユキちゃんと一緒に中級用に触れる。
「キャンパス」という名前のついたうすかぶりのボルダー壁で「ダブルダイノ」の課題を作り2人でチャレンジ
遠いホールドに飛びついてキャッチすることを「ランジ」または「ダイノ」と言うが、「ダブルダイノ」はそれを両手から両手で取りに行くこと。スタートホールドでいったん重心を下げ、勢いをつけて遠いホールドに向かって飛び出し、両手でキャッチする方法だ。今回は2つのホールドを右手と左手と別々に取りに行くことに。同時に2つのホールドを目指すので、目の動きも忙しいこういう動きは子どもたちは大好きだね

ルートは2人とも同じ課題にトライ
ギャラリーの黄色■10aをリードで登る。ユキちゃんはまだ小さいので足は自由でも良かったのだが、このルートに関しては手足限定で頑張り、2人ともリード&手足限定で同ルートをクリアした
さらにもう1本。10bをトップロープで。ユキちゃんはショートウエーブの赤×を足自由で完登
タクミは同じ壁の茶↑にトライしたが、どうしてもムーブの組み立てが出来ず断念 ムーブのつながりを考えて動く、ということを訓練していかないといけないね

最後にボルダーで仕上げ。タクミはブリッジの長ものを完登し、自主練習の成果を見せてくれた。そのほかオレンジテープの課題(6級)も多数完登 ユキちゃんも負けじとハングやチューブのオレンジをたくさん完登した


<レッスン日誌>ビックロックスクール

2011-06-16 10:40:37 | クライミングレッスン報告
6月1日 メンバー:しゅん君(小6)、りゅうくん(小3)、たけくん(小2)、るりちゃん(小3)

ボルダー館でのボルダーメインのレッスン。
体操とストレッチの後、ここのスクールでも「どんじゃんけん」を入れてみる。4月にメンバーが大幅に変わり、子どもたち同士がお互いになじむ機会を作ったほうが良いと考えたらだ。
グループ同士で陣地を決めたり応援したり、相手チームの子と真剣にじゃんけん勝負をしたり 仲間意識を育んで行くのに結構良いかもね

今日のムーブ。代表者が引いたカードに書いてあったのは「レイバック」。クラックやカンテで使う技術だ。
ビックロックにはクラックがあるので、こういう勉強はやりやすい
スラブと100度の間のクラックで練習する。みんな足の位置をもう少し上にして、体が「く」の字になるようにするとやりやすいのにな~ でもそういう体制にすると手が抜けちゃいそうで怖いんだよね、きっと

チャレンジタイムではみんな必死に登りまくった
しゅん君はどの壁の赤もしっかり登れるように基礎力の確認 
リュウくんは青テープ課題(6級)を3個登って今日の目標を達成 
自主練習をたくさんしてメキメキ力をつけているたけくんはルーフの赤(7級)を完登 この課題は赤テープの中でも最難課題。青にしても難しいほうかもしれない。自主練習では泣きながら頑張ったとのこと。よく頑張ったね
るりちゃんはハングの赤■を諦めずにずっとトライ 出来ないところを何度も何度も練習して、レッスン終了間際にとうとう完登した 粘り強くチャレンジし続けることはとても大事 上手く登れたし、何より心が強かったよ


<レッスン日誌>ちびっこクラブ@pump2 

2011-06-15 14:04:54 | クライミングレッスン報告
5月31日 メンバー:かんちゃん(小2)、あかねちゃん(小2)

今日はリオンくんがお休み
レッスンの始めにいつもやっているゲーム「どんじゃんけん」は今日は一対一の接戦だ なかなか互角の戦いで迫力があったよ 
夢中で遊べる子は見所がある。真剣に遊んでいるときの子どもたちの集中力はものすごい 集中力や作戦を考える思考力、ルールを守って公正に戦う意識…さまざまなことが自然と養われるのだ

ボルダーのチャレンジは、2人ともハングに挑戦
かんちゃんは白テープ課題(7級)、あかねちゃんはピンクテープ課題(8級)にチャレンジだ良いところまで迫ったのだが2人ともあと一手のところで跳ね返された

ルートはかんちゃんが一反木綿の黄色■5.9。ちびっこはみんな苦戦しているこのルート、一手一手が遠くホールドはガバだけれど厚みがあって小さな手ではすべりそう だいぶ頑張ったのだけれど力尽きた

ルートが見違えるほど上手になったあかねちゃん。今日はダイヤモンドの緑■5.6を気持ちよさそうにスイスイ登ったね


<レッスン日誌>ファミリーレッスン@pump2

2011-06-14 11:24:49 | クライミングレッスン報告
5月28日(土)

久しぶりにリナちゃんとリュウリュウの姉弟がレッスンにやってきた。
帰国子女の2人。姉のリナちゃんはインターナショナルスクールだが、弟のリュウリュウはこの春から日本の普通中学に上がった。小学校の時からバスケットボールをやっていたリュウリュウは中学に上がって当然バスケット部へ。
ところが、「部活漬けになってしまって、週1回のクライミングすらなかなか来れなくなってしまって。。。日本の部活動って、本当にそれだけになってしまいますね」とお母様。
確かに、日本の学校の部活は時間が取られすぎる、と私も思う。小学生のクラブチームも同様。どこかに所属していると、他のことをするのがとても困難だ
でも、それってどうなのだろう。。。確かに、ある時期からは1つのことに専門化して取り組んでいくことは重要だろう。しかし、まだ専門的な取り組みが必要でない段階からほかのことをする時間を許さない日本のスポーツの在り方は疑問である。

リュウリュウ本人に「部活楽しい?」と聞いてみると、「うん、楽しい」とのこと。中学生は自分たちの集団を大事にしていく時期。これもまたアリなのかな、と複雑な心境だ

クライミングが大好きな姉のリナちゃん。彼女が自分のペースでクライミングを楽しみ、素敵な趣味として継続していける環境を何とか整えてあげたい。
この時間帯、今度から一人でのマンツーマンレッスンも受けられるようにレッスンプランを改めましたよ 良かったらご利用くださいね