ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

悪口について

2016-04-12 08:14:40 | 雑感
孤独で苦痛だった学校勤務の2年間だったが、
得たものもあった。

それは、打ち解けて話ができる人がいなかったせいもあるのだが、
2年間、私は職場の人の悪口を言うことがなかったのだ。

今までは、すこし嫌なことがあると、親しい人にそのことを話して、
共感してもらって、ガス抜きをしていた。

本音と称して、悪口を垂れ流していたのだ。

学校では、嫌なことがたくさんあったが、誰にも話さなかった。
話したところで、味方になってくれる人はいないと、分かっていたからだ。

また、学校の先生方も、少なくとも私が見ているところでは、
人の悪口を言っていなかった。

建前だけで生きているようにも見えたが、
そういう文化の職場だったのだと思う。

そういう環境の中で2年間過ごして、私も、悪口を言わない、
言わずに耐える耐性ができたようだ。

昨日、前の職場の友達に会ったが、終始、楽しいおしゃべりで盛り上がった。
以前は職場の人の悪口を言いまくっていたが、
昨日は全く言わなかった。

爽やかだった。

我が身を振り返って、悪口を言っている人の心理を分析してみると、
悪口を言いながら、実は、聞いている人に、共感だけではなく、
味方になってくれることを望んでいるものだ。

嫌な人がいたら、一緒にその人を嫌って欲しい。
その人には気を付けて、心を開かないで欲しい。
その人と仲良くしないで。
一緒に無視して本人に思い知らせてやろうよ。

これは、いじめの発想そのものだ。
自分にそういう傾向があったと思うと、うんざりしてしまう。

なるべく悪口は言わないようにしたい。


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