我が家の庭にはもう何年も前からキジバトが遊びに来るようになっている。
今朝は久々に庭の掃除をしようと思い、熊手を持って外に出た。
キジバトは寒さのせいか体をぼんぼりのように丸く膨らませて、シマネトリコの枝に止まっている。ハトの中でも警戒心が強いと言われるキジバトだが、長年の信頼関係の賜物か、私が庭を歩き回っても逃げようとしない。
シマネトリコに近付き、そっと下から見上げると、キジバトはくちばしでのんびり羽繕いをしていた!
そのとき私の脳裏に、パンタナールの湿原でのんびり草を食むカピバラと、そばに佇むキカタインコの姿が思い浮かんだ。種の異なる動物が共生している光景である。
キジバトと私、お互い無害な存在であることが分かっていて、場を共にしているんだ…。心がほっこりしたひとときだった。