HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

戦争とミュージシャン

2005年08月07日 | JET KELLY
海外のバンドには戦争や社会悪に対しての自分の意見を持つ人が多く、歌詞などにもそれが反映されている。日本にも最近はそういう意識をもったバンドも出てきているけど、まだ少ないと思う。ミスターチルドレンの桜井さんの詩には彼が今の社会情勢に感じていることが反映されていて、私はやっぱりすごい人だな~って思う。他にはどんなアーティストがいるかな~。イエローモンキーの歌にもそういうのはあるけど、現役の有名どころではぱっと浮かばないな。

まだメジャーデビューして一年ぐらい?しか経ってないと思うけど、私の好きなバンドJET KELLYの真田さんはそういう詩も書ける人だ。ちゃんと原爆の日や戦争を意識している。歌詞にもいろんな社会情勢がからめてある。真田さんだけでなく、このバンドのメンバーは皆感性が豊かで、いろんな引き出しを隠しもっている。ゆえにそれがいつか大きなパワーとなって存在を知らしめてくれると信じたい。

さらにまだインディーズではあるけど、vanillamanさんもそういう意識をもって詩が書ける方だ。それゆえ彼の新作アルバムがすごく楽しみだ。

小さな日常も書けて、大きな世界も書ける人・・・そういう人ってあこがれる。
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ミリオン達成?

2005年07月12日 | JET KELLY
ケツメイシがミリオン達成したと朝、めざましTVでやっていた。へぇ~そう。私の感想。別に彼らに恨みがあるわけでもない。むしろインディーズの時、いい感じだな~って思ってた。たぶん関西地区だけのCMだったと思うけどそれがいい曲で「誰?」って思ったら、小さく「ケツメイシ」って書いてあった。インパクトが強い名だからすぐに覚えた。そしてタワーレコードでインディーズのところを探した。でも、結局買わなかった。なんでだろう?

彼らの曲で「さくら」が大ヒットした。ほんとああいう曲を日本人は愛するんだな~。PVもかなり貢献していると思う。萩原雅人なんかが出て、まるでショートフィルムだもの。あれ見て、ますます音楽を美化してしまうのだろうね。わかる気もするけど・・・。

でも、残念ながらあの曲では私を救えない。私に光を与えない。涙すらもたらさない。けだるさだけが残る。あの以前のようなヒリヒリ感やエッジの効いたサウンドはどこへいったの?お腹いっぱいでお金持ちの国の人が作ったみたいな曲だ。

なんであの曲がいいんだろう?でもヒットするということは人の心をたくさん掴んでいるということだ。なのに私の心には届かない。私はどうしてもあの奥行きのなさや自分たちが描いた世界を押し付けようとする感じが納得いかない。ああいうPVみたいなストーリーを見せたかっただけに思える。

私はその作り手の気持ちや背景が見えつつも、誰もがその曲を聴いて想像力をかきたてられる音楽が好きだ。「こう聴きなさい」とあえて口にしてなくても、そう聴こえてくる音楽は苦手だ。ひとりよがりのラブソングなんかもそうだ。でも、本当に詩を書く才能がある人はラブソングも不偏の人間の生きざままで掘り下げて、すばらしいものにしてしまう。ある意味ラブソングを書く事でその人が詩を書く才能があるかどうかがわかると思う。

今日またJET KELLYの曲を聴いた。別に彼らを贔屓しているわけではない。自然と感動するんだ。メロディも素敵だけど、今まで何回も書いているけど詩がすごい。まるで言葉で絵を描いているみたいなんだ。影もあれば光も見える。コントラストが見事で、遠近法が使われている。そう、近くのものから遠くのものまで立体的に描かれる。無駄な言葉なんてない。見事な絵がそこに完成される。目の前にふわ~っと映像が浮かぶ。もちろんそれは私のイメージするもの。でもそのイメージはどんどん奥行きをもって、立体的に展開される。私は音楽の中にたたずむ。私は初めて音楽が立体になって、その中に自分がいるという感覚になった。イメージを遠くに見たりすることはあっても私を包み込んでそこで絵を描く音楽は初めてだ。曲はすでに完成された絵みたいだから、それを最初にデッサンする時はどういうふうにするのか見れるなら見てみたいし、聞けるなら聞いてみたい。どんなものを見て、ああいう絵を描けるのか知りたい。

まだまだ、JET KELLYの音楽は世にでる機会をたくさん得ていない。ゆえに彼らの曲がもっと多くの人に届いていくことを願う。そして、その立体的な音楽を感じて自分の日常の中で「はっ」としてほしい。

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円を描く

2005年07月04日 | JET KELLY
繋がる・・・そして明日、円となる。って私の中のイメージの世界だけど。私が2003年に好きになったバンド、ミルクラン。そこから始まって、出会った関西のインディーズバンドの皆。そしてミルクランがAUDIO RULEZになってから出会ったジェットケリー。私の好きなバンドの人たちが対バンという形で重なりあって、繋がっていき、明日ジェットケリーとジョニー・エースとの対バンで一巡する。なんか好きなバンドがどこかで繋がっていくというのは素敵な事に思える。残念ながら明日は見に行けないけど、すばらしいライブが福島セカンドラインで展開されるのは目に見えるよう・・・あ~真田さんの新しい歌が聴きたかったな~。いつもながら聴き手をうならせる詩がまたお披露目されるのかな。御本人は今、童話のような詩を執筆中とか(笑)それも早く聴きたいな~。ジョニー・エースさんも胸に直球のラブソングでまたまた会場の人たちの心を焦がすのでしょう。
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大切にしてたもの

2005年06月23日 | JET KELLY
JET KELLYの真田さんの大切にしてたものというところの写真に一眼レフカメラが写っていた。これって・・・私が大学出て最初に勤めた会社のカメラだ・・・かなりうれしかった。しかも去年潰してしまうまで、私自身がとても大切にしていた一眼レフの兄弟カメラだ(笑)真田さんもカメラをやっていたのかな?別にそれがどう?ってことになるけど、妙な接点がうれしい時もある。今日のように残業でくたくたな日は・・・

いつもうるさい私が苦手な人が「大丈夫?ちゃんと担当の人にいわなくちゃ。こきつかわれるわよ」という。
私「大丈夫です。ちゃんと言ってますから」といいつつ心の中で「気をつかわなければならないのは、担当者ではなくあなたにですから・・・ざんねん!」とつぶやき、ふと笑えてきた。そんな一日だった・・・しかし、疲れた~。
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言葉のデッサン

2005年06月07日 | JET KELLY
私がシナリオを勉強していた時にある授業で先生が「今日は言葉のデッサンをします」と言われました。一体どんなことをするのかな~って思っていたら、一人の女の子が部屋に入ってきました。髪の毛は長くて、白い夏のワンピースを着ていました。とてもかわいい女の子でした。ってこういう表現ではいまいちぴんときませんよね。そう、この女の子をどれだけ言葉だけで表現できるか、人にイメージさせることができるかという授業だったわけです。なかなか難しいものでした。その子が何を考えているか、何を好きかとか考えてそれにからめて表現する人もいれば、リアルに見たままを伝える人など人それぞれに言葉で表現していきました。

そうそう「麒麟」というお笑いコンビをご存知ですか?私結構好きなんですが(笑)あの声がものすごくいい川島さんがラーメン店かなんかの設定で列のどこに割り込むかを考えるというシチュエーションのネタの時「彼は指輪をしている。きっと家族がいるにちがいない。彼の前に並ぶということは彼の奥さんや子どもの前に並ぶことになる。それはいけない。やめておこう。やめておこう。・・・」っていうように順番に並んでいる人を見てあれやこれやと想像をめぐらせながら、割り込む場所を考えるネタ。まさにあれは言葉のデッサンによるネタです。彼が想像して言葉を畳み掛けるように放つ時、聴き手というか見る方の私たちも彼と同様にそこに本当は見えない人を想像してしまうでしょ?まあ、ある意味お笑いのネタ自体、言葉のデッサンがしっかりしているものが笑いを誘うと思います。

音楽でも同じです。メロディがいいもので好きなのももちろんありますが、詩によって一層深く好きになってしまう曲ってありますよね。以前にも書きましたが、私はレミオロメンの藤巻さんの描く詩の世界は本当にすばらしいと思ってます。私は「ビールとプリン」という歌が特に好きなんですが、あの小さな場面をあれだけリアルに表現してそして聴き手の心をせつなくさせる手腕。思わず弟子入りさせてください!って言いたくなります(笑)ほんとに。そして、さらに2人、あえて詩人と言わせていただきたいのはエルレガーデンの細美さんとジェットケリーの真田さん。このお二人も別に難しい、装飾をほどこしたような言葉ではないのに、彼ら自身の言葉のつなぎ方で彼らの見事なカラーと詩を生み出しているんです。あえていうなら細美さんは動の詩だと思います。聴く人に何かやってみようとか、がんばってみようかっていうような気持ちを起こさせてくれるんです。決して背伸びしたものでもなく、無理に何かを教え込もうというような詩でもなく、ふつうの目線で書かれた詩が多いのに、それでいて温かさがどこかにある、自分の中に流れる熱い血を感じられるそんな詩を彼は書いてくれます。一方で真田さんは静の詩。もちろん彼にも動の詩もあるのですが、あえて今は静の詩の部分を書かせてもらいますが、ほんと朝の表現がすばらしい。私が感じる朝というもの。イメージする朝というもの。それをなんてきれいにでも力強く表現されるんでしょう。私は彼が書く朝の表現が心から好きです。そして、彼の詩からイメージされるいろんな色。ほんとキャンバスに絵を描いていくように詩がメロディの上で鮮やかに描かれ聴き手の心に何かを残してくれるんです。見えるんですよ。絵が・・・

インディーズバンドであっても、中には驚くべき詩を書く人もいます。そして、その詩がとても心を癒してくれたり、元気づけてくれたりします。私はそんな時、この詩がもっと多くの人のもとに届けばいいのにってほんと思います。でも、そんな詩に出会えた自分が今は幸せに思うわけです。いまさらですが、そんなすばらしい詩人さんたちに感謝します。ありがとう。
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日本語の歌詞

2005年05月27日 | JET KELLY
私が洋楽ばかり聴いていた頃、日本のロックの歌詞はとにかく聴くに耐えないものが多かった。もちろんサザンとかは別だったけど、ほとんどは心に入る前に砕け散るような詩だった。ポリシーがないというか、平凡というか・・・まだ英語詩を自分なりに解釈するほうが心に響いた。ところが最近はすばらしい詩を書くミュージシャンが出てきている。とにかく私が驚いたのはレミオロメンの藤巻さんの書く詩だ。まるで短編小説を読んでいるような気にさせる詩。しかも彼が作曲もしているからかメロディと詩が実に自然に解け合っていて、不自然さがない。ちょっとした短編映画を見ているような気にすらなる。私の中では日本のミュージシャンではとりわけすばらしい作詞家として彼は位置する。そんななか、最近もう一人「すごい」とうなってしまう詩を書くミュージシャンに出会った。それはJET KELLYの真田さんだ。まだ知名度は藤巻くんには及ばないかもしれないけど、彼の詩にはなんども驚かされた。難しい言葉を使うことはないのにすごく個性的な切り口で言葉をつなげる。彼の詩も短編小説のようであり、映像の浮かぶものも多い。でも、やはり彼が作曲もするからか、言葉はメロディの上を自然にすべっていく。彼らはこの4月にメジャーで初めてのアルバムを出した。でも、実際はインディーズでもアルバムを出している。私はそのうちの2枚をなんとか手に入れたのだけど、そのアルバムの収録曲の歌詞もメロディもへたなメジャーバンドのより数倍すばらしかった。「これでインディーズ?」って感じ。まあ、最近はインディーズといってもELLEGARDENもそうであるようにメジャーバンドを食ってしまうような実力のあるバンドがいっぱいいるからね。JET KELLYもそんなバンドの1つなんだろうね。

とにかく皆に聴いてほしいな~。なんというのだろうね。村上春樹風というのだろうか。いや彼より自然な感じがするな~。若いからなのだろうか。歌詞が新鮮さを保っている。わかりやすい言葉をあのように繋げて心に深く入らせてしまうのだから、ほんと表現者なんだなって思う。たまに難しい言葉を歌詞にいっぱい入れて自己陶酔してしまうミュージシャンもいるけど、それはそれで好きになる人もいるんだろうし、私もそういうのが好きな時もある。でも、ふだんは自分になんか力をくれる、すんなり理解できる言葉で編み込まれた歌詞が欲しいと思う。あるいは心を干したいって思う時にゆったり広げさせてくれるような歌詞を求める。そう私は歌詞に寄りかかりたいんだ。

藤巻さんも真田さんもそういう寄りかかれる詩を書ける人なんだと思う。それにしても二人ともいっぱい本とか読むのかな~。
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ナラヨシトモさん

2005年05月23日 | JET KELLY
奈良美智さんは私の大好きな日本のアーティストの一人です。彼をあえてジャンルで分けるなら現代アートの人です。私は彼がまだドイツで活動してたころに知りました。まさに彼の絵に一目惚れって感じでした。どこかわるっぽい目つきの女の子の絵が多いです。CDジャケットも手掛けていらっしゃるのできっと見たことあると思いますよ。最近ではBloodythirsty Butchersの新譜とかもそうですね。海外のバンドからも結構要請があるようですよ。彼は今は日本に戻って創作活動をしているのですが、3年ぐらい前かな?芦屋の美術館で本物の作品を見た時は感動しました。わが家には彼の作品をぬいぐるみにしたものとか、貯金箱とか、いろいろあります。もちろん高価なものには手は出せませんが・・・でも、唯一、「ぱたぱた時計」は奮発いたしました(笑)どうしても欲しくて・・・時間と分ごとに絵がぱたって変わる時計です。針じゃないんですよ。イラストと字の時計です。毎回どんな絵がでてくるのかすごく楽しみなんですが、ずっと時計を見ているわけにも行かないから、「こんな絵もあったんだ」って今だに新鮮ですね。

彼の描くキャラクターに王冠をかぶった白い犬(名前はKING PUP)がいるんですが、そのPUP君がアメリカではかなり有名なバンドR.E.Mのアルバム『REVEAL』の中の「I'll Take The Rain」という曲のPVでアニメーションになっているんです。この曲もすごく好きなんですが、そのPVもまた哀愁があっていいんですよ。

JET KELLYの2回見たライブでドラムの長尾さんが2回とも奈良さんのイラストつきTシャツを着ていたので、それがすご~く気になりました。彼もファンなのかな~って(笑)

奈良さんはロックが好きで、結構いろんなバンドが彼の描く中にも登場します。たとえば、ミッシェルガンエレファントとか。ややシニカルなテイストもありますが、私はナラワールドが大好きです。
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手の中の未来

2005年05月12日 | JET KELLY
生まれたばかりの赤ちゃんはすご~くちっちゃな手で、そうビー玉よりちょっと大きくてスーパーボールぐらいの大きさで決してパーではなくグーの形だ。そのグーのところにお母さんは人さし指をくにゅくにゅと入れていく。するとぎゅっと握り返す。お母さんはそれがうれしくて「幸せに健康に育ちますように」と願うのだろう。その指先のふれる赤ちゃんの手の中にはきっとその子の未来が握られているんだね。そう、きっと将来音楽をやっていく事になる人はその手の中にEメジャーとかAマイナーとか自分の好きな音を握っているんじゃないのかな?あるいはまだ誰も知らない旋律を・・・それと出会うために音楽をやり始め、バンドを組んだり、一人でステージに立ったり・・・でも、ある時「いや、これじゃない。この音じゃない」と感じて、その旋律を探すためにバンドを解散して、あるいは脱退して・・・探しに出るんだろうな、その自分が握りしめていた音を。

音楽をやる人たちがそれぞれの握りしめていた音を見つけられるといいな。そしてその音で多くの人を幸せな気持ちにしてくれるといいな。

ちなみに『手の中の未来』は私が初めて見たJET KELLYのライブの時、すごく心に響いた曲のタイトルでもあります。
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フライデー・ジャーニー

2005年05月06日 | JET KELLY
今日は会社はまだお休み中なのでぶらりと京都を歩いてみました。あいにくの雨だったけど、それもまたなかなか風情があっていいんです。会社に行く時間よりは少し後の電車に乗って京都駅に8時半頃に着き、以前から入ってみたかったカフェでサンドイッチとコーヒーの朝食を。毎朝出勤時にバスの窓から見ていたところで、どんなところか気になっていたんです。まあ、ふつうのカフェではあるんですけど、ビジネスマンとかが利用するかんじの・・・でも中に入ると広くてゆったりとしていて、私が今大学生ならここでノートをまとめたりしたい感じ(笑)そこでのんびり窓から道ゆく人たちを眺めながら、さてどこへ行こうかと考えました。(無計画な人ですねぇ・笑)

まあ、ただの観光というよりは映像を撮りたかったのです。いわゆる映像のスケッチです。私は大学時代は以前も書いたけど写真部に属していたわけですが、1年ぐらい前に大事にしてたはずの一眼レフをバカなミスで潰してしまったんです(涙)それで、まず、キャノンのデジカメの安いのを買いました。結構いい感じで気にいってたんですが、動画は数秒しかとれません。実は東映で映画の勉強をしてたことがあったので映像にはものすごく惹かれるわけです。で、どうしても映像をとりたい・・・まあ、できるなら映画撮りたいわけですが(笑)・・・そこまではまだまだとしてビデオカメラがずっと欲しかったんです。そんなある日サンヨーのムービーカメラという動画に主を置いたデジタルカメラを安く手に入れることが・・・。すごくコンパクトでカバンにちょこんと入れられるんですけど、機能はすごいし、映像もきれいという優れもの。ただ、パソコンとの相性とかMP4という規格なのでそれ専用のソフトがいるのでややパソコン処理が大変だという難点がありますが、それさえクリアしたらすご~くいいカメラなんですよ。

そのカメラを携えて、今日は何年ぶりかに東本願寺に行きました。朝早かったし、しかも一応平日だったので人は少なくて、建物の中に入ったら、広い畳敷きの本堂には一人の方しかいなくて、しかもその方も何処か別のところに行かれたので、しばらくは私一人がその広い空間を一人占めでした。薄暗い本堂は本当に静かで、座ってじっとしていると心が穏やかになります。どこかイタリアの教会にいる時の感じと似ています。海外にわざわざ行かなくても気持ちだけで海外旅行できる私は安上がり(笑)実際後から中で出会った人の多くは外国人の方・・・だからそういうイメージを保ち続けられるわけです。

実はずっと前にイタリアに貧乏旅行したことがあります。イギリスに留学中ですが。「地球の歩き方」を手にリュックで歩く旅。一日の宿泊代は日本円にして1600円ぐらいの予算でローマの場合、修道院に泊めてもらおうと飛び込んだり。もしベッドが空いていたら泊めてくれるんですよ。でもその時はいっぱいだったので、近くの家を紹介してくださったんです。ほんと普通の家って感じでしたが、安い宿代で泊めてもらいました。でも、雰囲気はローマって感じでした(笑)ただ、安いとやっぱりそれなりの我慢もあるから、ブランド嗜好のゴージャスなホテルしかだめっていうような女の子には絶対にお薦めできません(笑)まあ、とにかくお金があまりないので、暑さをしのぐためによく教会に入りました。教会の中は冷やっとしていて、涼しいんです。イギリスやフランスの教会は窓がステンドグラスのものが多いので明るいところが多いのですが、イタリアは絵画を飾っているので窓を閉めている場合が多く、かなり薄暗いです。でもろうそくの灯があちこちに灯っていて、そういう雰囲気が今日行った東本願寺の本堂の空気感と似ている気がするんです。ってもちろん私の勝手な感覚なので、人によってはぜんぜん違う!って怒られてしまうかもしれません。でも、どちらの雰囲気も心を癒してくれるというのでは一致していると思います。

今東本願寺は修復工事中なので外からはあまり見た目はよくないけど、中はいいですよ。誰でも入館料無しで入れますからね。何かを考えたい時、あるいは心を無にしたい時なんかはあそこの畳部屋に座るのをお薦めします。まあ、別に私は宗教にはこだわらないというかあまり関心はないのですが、場所っていうものには関心があるんです。

結構いろいろ中を歩きまわると時間はたって、そこから今度はいつもいく繁華街の三条河原町までバスで移動。なぜ三条かというと私が好きなお店「ニュートロン」が今度移転するんです。それで最後にもう一度あの場所にある「ニュートロン」で食事をしたくて、足を運んだわけです。ここはどこか北欧のイメージの場所(またまた安上がりに海外旅行ができてしまう私・笑)でまたパリのアパルトマン風でもあるんです。今度の場所がどんな風かわかりませんが、この雰囲気が好きだったので残念な気がします。

結局その2箇所を行った後はついついいつもながら、CDショップツアーに出てしまって、JEUGIAからHMVそしてタワーレコードへ。でも、今日は何も買いませんでした。視聴しただけです。今日は買い物するために来たわけではなかったもので。

いろいろ映像は撮れました。雨の日だから撮れる映像。花びらから流れる涙のような雫。薄暗い寺院の中。白いテーブル。などなど。そうそう今日のフライデー・ジャーニーのお伴になってくれたのはJET KELLYのインディーズ時代のアルバムの曲とシングル曲。メジャーの今とはちょっとイメージの違う曲なんかもあって、でもきっとインディーズ時代から知っていても好きになったこと間違いなしの心に残る名曲ぞろい。彼らの音楽性の奥深さを知りました。「パナソニックアルカリ電池~」という歌はちょっと微笑ましかったけど(笑)・・・注)これはミナミホィールという大阪のライブサーキットの主催者の1つであるパナソニックアルカリ電池のために彼らが作った曲。

こうして、雨の日のフライデー・ジャーニーは日々のいろんなものを浄化してくれました。
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Family Rock4

2005年05月05日 | JET KELLY
4番目に登場したのがJET KELLY。アルバムをヘビーローテーションで会社の通勤時に聞いていた私にはほんとグッドタイミングなライブでした。生でアルバム曲を聴けてしまうんですから。

ちょっとだけJET KELLYを知ったきっかけを言うと、ジパングというアニメがあるんですが、それを見ようとしてチャンネル合わせたら、それがアニメシャワーという3本立てくらいでアニメを流す番組の中にあって、そのアニメシャワーの月ごとにかわるオープニングにJET KELLYの「星のリンダ」が流れたんです。それを一度見たというか聞いた時にかなりインパクトがありました。それですぐにバンド名と曲名はインプットされました。しかし、それでどうこうするでもなく時は流れましたが、京都のMUSEにAUDIO RULEZ(ジパングのオープニング曲担当の)のライブを見に行ったら、なんと奇遇にも対バンの中にそのJET KELLYの名が・・・それで実際はどんなバンドなんだろうってライブを見たら、それがすごくよくて・・・で今に至るわけです(笑)またタイミングよくデビューアルバムも4月に出たから、なんかどんどん繋がっていって、そしてこうして運良くまたライブを見に行けて(ここ2ヶ月ほどライブに行けない状況だったのに)私の中の音楽の矢印がJET KELLYに向っていっているのかもしれません。彼らの曲はどれもすごく心にフィットするんですよね。私の大好きなELLEGARDENとはまったく違う曲調だし、路線だけど、すごくいいんですよ。

今の日本のロック界ではきっとJET KELLYのようなバンドを欲しているって思います。

さて、ライブはオープニングから大好きな曲が鳴り響き、3曲目だけが知らない曲でしたが、あとは聞きたかった曲が生で聴けてよかったです。このバンドはほんと個々がすご~く強いキャラクターで一度見たら忘れられない雰囲気です(笑)大都会で多くの人の中に紛れても見つけてしまう自信がもてるほど。ある意味オーラもあるんでしょうね。そう江坂MUSEのマクドナルドでメンバーさんの隣で注文してたのは私です。別に追っかけていたわけでなく、弟子Bがマクドナルドに行こうといい、初めての場所であそこにあるってことで行こうとすると横道から登場した山口さんと葉山さん。どこに行くのかな~って思ったら同じ場所だったわけで(笑)

話がそれましたが、JET KELLYは個性のぶつかり合いのバンドなのに一体感があるんですよ。まさにアルバムタイトルのキュービズムの世界ですよね。組み合わせでいい作品ができる・・・それです。大好きな曲「楽園」はライブではまた雰囲気は違いましたが、やはり心にじわ~って来ました。ほんとに名曲ですね。「サンディ・ジャーニー」はいつ聴いても、会場とステージが一体になれる楽しい歌ですね。「世界が終わる夢」結構恐い歌詞ではあるけど、すごくノリのいいかっこいい曲なんですよ。ライブにぴったり!「太極拳を始めた理由」はカンフーテイストの溢れたどこかくすってしてしまうような曲ですね。でもいいんですよ。(そういえば、昨日テレビで久々にブルース・リーの映画見たな)山口さんの雰囲気にぴったり(笑)最後のセッションの時のポーズも鮮明に残ってますよ。ラストの曲の「雷」これはCDもいいけど、是非ライブで生で聴いて欲しい曲ですね。かっこいいでかたずけていいのかわからないほど痺れる曲です。ミッシェルガンとかブランキーとか好きだった人は好きかも。

前のライブの時もすご~く気になったのはドラムの長尾さんが奈良美智さんのイラストのTシャツを着ていること。実は私は大の奈良さんファンです。今回も着てらして、ステージ衣装にしていらっしゃるのかな~って。JET KELLYにはどこかアートの香りがするんですよね。アルバムジャケットもそうだし、歌詞もそうだし、あのバナナTシャツだって(明らかにアンディ・ウォーホールのパロディでしょ・笑)実はイギリス留学中も美術史を選択してたりして、音楽はもちろん実は絵も私には大切な存在なんです。私の生活から外せないというか・・・

まあ、とにかく、JET KELLYを知らない人には一度是非ライブを見てほしいって感じました。ボーカルの真田さんの変幻自在なボーカル。奥行きのある歌詞を感情込めて歌う姿・・・とっても素敵な方なんですよ。ギターはそう「GRETCH」のアコギ。大きい感じなんですが、似合うんですよ。リードギターの葉山さん・・・すごくいい。すごいキャラ。かっこいい旋律をしぶく弾くんですよ。Cubism experienceというインストの曲があるんですが、それを葉山さんが弾いていて、ほんととろけそうなギターの音色です。ベースの山口さんはスキンヘッドでどこかに修行に行ってきたかのような雰囲気ですが(笑)、端正な男前な方です。一見恐そうでもあるけど、目が優しかった。あまり話さない雰囲気ですが、きっとおもしろい人だと思います(笑)そして、ベースがまたかっこいいい。ベーシストの山口ここにあり!って感じの存在感です。響くんですよね。その低音が・・・
ドラムの長尾さんは静かなイメージですが、ドラムは激しいです。どこか感性が豊かな方なんだろうな~て感じられる方ですね。でも気になる・・・奈良さんファン?なら同士だ(笑)

なんか支離滅裂になってまいりましたね。ラストのGCSは次に・・・
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