昨日は番組の流れで気付くとピンクのワゴンの出てくる番組が始まっていた。普通ならチャンネルを替えてしまうかもしれないその番組に昨日は釘づけになった。それは彼らが訪れた場所はかつて内戦で何千人ものセルビア人が殺された村だったからだ。その村には男の人がいない。大人子供問わずだ。皆イスラム人に虐殺されたからだ。それだけ聞くとなんてイスラム人はひどいんだと思うだろう。
次にメンバーはその近くにあるイスラム人の村に行き、ある家の人にこの虐殺の事を尋ねた。するとそのイスラム人はその虐殺は許される事ではないと答えた。しかし、そのあとの彼らの言葉は辛いものだった。彼らも家族をセルビア人に惨殺されていたからだ。
結局どちらが悪いなんて誰も判断できないんだ。政治的に力がある方がない方を悪者に仕立てあげる技をもっているだけなんだよね。
かつてベトナム戦争というのがあって南と北に分かれて殺しあったわけだけど、歴史として習う時、なぜか北は悪者で南はいい者のような印象を受けていた。子供心に北のベトコンが悪魔のように感じた。しかし、大人になって石川文洋さんの『戦場のカメラマン』を読んだ時、自分は何もわかってない事がわかった。どちらにも家族がいて、どちらも家族を殺された。北と南は勝手に旧ソ連とアメリカが線引きしたものでそのせいで親戚同士が分断され、兄弟で殺し合わなければならなかった。彼らは大国の代理戦争の犠牲者だったのだ。
今のレバノンでの戦いもそもそもイスラエルをあそこに作らせたアメリカとイギリスに原因があるわけで、どこに真実があるかは自分自身で見て感じないとわからないんだよね。
だから私は人がある誰かの事を悪く言ってたとしても、自分がその誰かと実際に接してその人となりを自分が知らない間はいっしょに悪く言ったりはしない。もしかしたら皆が間違っていて、その誰かはすごく心のきれいな人かもしれないもの。多数決なんて信じない。たったひとりでもその人の良さを感じてあげたいと思う。この目と心に忠実に生きたいと願うわけだ。
話を戻すけど、イスラム人の村でセルビア人に夫は殺され、自分はたまたま出産でその村を離れていたイスラム人の女性には無事生まれた息子さんがいて、その幼い息子さんはこう言った。
「僕はセルビア人の友達もいるし、彼を嫌いになんてなれない。」
そういう子どもたちが笑顔で過ごせる世界・・・これがこの青い惑星・地球の最大の願いだと思う。
次にメンバーはその近くにあるイスラム人の村に行き、ある家の人にこの虐殺の事を尋ねた。するとそのイスラム人はその虐殺は許される事ではないと答えた。しかし、そのあとの彼らの言葉は辛いものだった。彼らも家族をセルビア人に惨殺されていたからだ。
結局どちらが悪いなんて誰も判断できないんだ。政治的に力がある方がない方を悪者に仕立てあげる技をもっているだけなんだよね。
かつてベトナム戦争というのがあって南と北に分かれて殺しあったわけだけど、歴史として習う時、なぜか北は悪者で南はいい者のような印象を受けていた。子供心に北のベトコンが悪魔のように感じた。しかし、大人になって石川文洋さんの『戦場のカメラマン』を読んだ時、自分は何もわかってない事がわかった。どちらにも家族がいて、どちらも家族を殺された。北と南は勝手に旧ソ連とアメリカが線引きしたものでそのせいで親戚同士が分断され、兄弟で殺し合わなければならなかった。彼らは大国の代理戦争の犠牲者だったのだ。
今のレバノンでの戦いもそもそもイスラエルをあそこに作らせたアメリカとイギリスに原因があるわけで、どこに真実があるかは自分自身で見て感じないとわからないんだよね。
だから私は人がある誰かの事を悪く言ってたとしても、自分がその誰かと実際に接してその人となりを自分が知らない間はいっしょに悪く言ったりはしない。もしかしたら皆が間違っていて、その誰かはすごく心のきれいな人かもしれないもの。多数決なんて信じない。たったひとりでもその人の良さを感じてあげたいと思う。この目と心に忠実に生きたいと願うわけだ。
話を戻すけど、イスラム人の村でセルビア人に夫は殺され、自分はたまたま出産でその村を離れていたイスラム人の女性には無事生まれた息子さんがいて、その幼い息子さんはこう言った。
「僕はセルビア人の友達もいるし、彼を嫌いになんてなれない。」
そういう子どもたちが笑顔で過ごせる世界・・・これがこの青い惑星・地球の最大の願いだと思う。