HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

prologue~FoZZtone「INNER KINGDOM」へ...私の感じたまま、徒然なるまま。

2012年07月14日 | FoZZtone
私は大学の文学部で英文学を専攻していた。
卒論はHenry Jamesの「The Portrait of A Lady」だった。
この作品にはいろいろな聖書の一節や文学の一節などが
散りばめられていて、それを見つけるのがすごくおもしろくて
その一節が暗示することを分析していきながら
登場人物を分析していくのが私の卒論のテーマだった。

7月11日(水)に発売になったFoZZtoneの2枚組の新作
「INNER KINGDOM」を聴いていてその卒論を思い出した。

このアルバムは聴けば聴く程、いろんな発見や驚きがあって
でも、まだ私は数回しか聴けてない。
予約はしていたもののネットでの予約であったので
届いたのが12日の夜であったからだ。

でも、その数回だけでもいろんなことを感じた。

だから、まだ私自身の感じたことは
序の口であって、ここに記すことは
いわゆる私のちょっとした「INNER KINGDOM」論のプロローグに過ぎない。

だから、これがどれぐらいの規模になるのかはわかんないし、
あっという間に終わってしまうかもしれないけれど
とにかく、今日書くことはプロローグだ。

Disc physicalとDisc mentalの2枚のうち

今日はDisc mentalについて少し書こうと思っている。

ここは第一部、第二部、そして第四部となっている。
第三部もあることはあるけれど、4秒だけの無音だ。

で、私は自分のOMA2の10曲を第三部に入れ込んだ。

以前、このOMA2を選曲するにあたり
私はどこかでアフリカを感じていると書いた。
だから、ここにアフリカが全面的に出て来るのは
驚きであり、感動もした。

やはり私の中にもアフリカの母なる遺伝子があるのかもしれない。

第二部の終わりの「your song for new morning」から
自分の選曲した一曲目の「ベーコンエッグとシェービングヒーロー」への
繋がりはほんと感動を覚えた。

繋がっている.......って。

私は朝から始まるようにOMA2を選曲したからだ。

そして、私のOMA2のエンディングの「再脱走のテーマ」から
第四部へ繋がるところも感動した。

光の街へ

から

光の海へ

そしてサンセット(日没)で締めくくられるんだ。


あ、もちろんこれは私が勝手にやっているだけで
誰も「これをしろ」なんて言ってない。

でも、自分のOMA2を入れて完成!って感じで
自分では満足してしまうんだ。
変だけれど(笑)


だって、OMA2のタイトルは「from INNER KINGDOM」だよ。
だからもとはINNER KINGDOMなわけ。
こうしたっておかしくないはずだよね。

ね?


第一部の三幕の「Keller Water」はOMA2とは少し違うアレンジが
加えられていた。そのせいかわからないけれど
この終わりの方のインストやリズムが私の中では
前作の「NEW WORLD」の「Osgood」に繋がってしまうんだ。

私のまたまた勝手な解釈はKeller少年は海辺のカフカ少年
なんだ。(これは私のOMA2の選曲の時にも書いたけれど)
で、カフカは15歳で、Osgoodっていうのは15歳ぐらいの子が
訴える膝とかの痛みのことで、どちらも中学生ぐらいの子が
その背景にあるような気がしている。

もしかしたら、これを書いた渡會さん自身の中学生時代なのかもしれない。
ガーファンクルやディランを聴いていた中学時代。

そして、このアルバムを聴いて
私の遠い中学時代も記憶の海から浮き上がってきた。

音楽をひたすら聴いていたあの頃の自分が。

英語に興味を持ち始めた頃の自分が。

NHKのテレビでの英会話みたいなのを見ていたら
そこで「今日の一曲」というようなコーナーがあって
そこで初めて「サイモンとガーファンクル」というディオを
知った。そこで流れたのは「明日へ架ける橋」だったと思う。

私はサイモンとガーファンクルのフォークサウンドだけではなく
ロックからソウルあるいはレゲエなどあらゆる音楽を聴きまくった。
過去の音楽も含めて、音楽の流れを自分の中に入れこんだ。
それはすべて洋楽だった。英語の音の響きが凄く好きだったんだ。

そんな頃を思い出した。

そんな感じで今日は自分の音楽への初期衝動が芽生えた時代が
このアルバムと重なったということを書いて終わる。

続きはいつになるかはまだわからないけれど
また書くと思う。

それだけいろいろおもしろいんだ。このアルバム。



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