HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

新世界兄弟から火星兄弟へ

2013年05月29日 | FoZZtone
NEVER NEVER GIVE UP

まさに粘り続けるバンドがFoZZtoneだと思う。

10周年目の今年。ますます鮮度を高めて
素晴しい楽曲を放ち続けている。

彼らのすてきなところは
ひとりひとりが頑固で決して流されないということだ。
どんな苦境になろうとも
どんな甘い誘惑があろうとも
自分たちの意志を曲げない。

だいたいバンドの中には頑固ものがいても
一方で柔軟性のあるものがいる。

で、柔軟性のあるものは時として
時代にまかれようとし
長いものにまかれようとする。

そこで頑固ものと衝突して亀裂が生まれ
結局は長続きしなくなっていく。

しかし、このFoZZtoneというバンドは
みんなが驚くほど頑固もので
その頑固たちでバンドができているゆえに
そこでの結束がかなり固く
外から甘い蜜を注入すべき隙間が見当たらないそんな
バンドだ。

ただ、10年目を迎えて、その頑固さがいい意味で
変化してきている。

それは10年かけて自分たちの頑固なまでの音楽的意志を回りに
認めさせてきたバンドだからこそ、その揺るがないバンドの基礎が
今やしっかり確立して、安心して自分たちの
やりたい音楽をやることができるようになったことだ。

今の彼らはほんとうに空を飛び回る鳥のように
自由自在な気がする。

6月に発売されるアルバム「Reach to Mars」の表題曲の
「Reach to Mars」のMVが発表されたが、その楽曲と
そのMVが本当に素晴しい。

この曲を書くに至った過程をライブの時に渡會氏が語っている。
「NASAが月へ行くことをやめた。そこでがっかりするんじゃなくて
そしたら次は火星へ行こう!っていうそういうのが大事なんじゃないか。」って
いうような話。

これは彼が昔からずっと言い続けていることと繋がる気がする。
彼はダメだと言われたり、苦境に陥ったりしてもそれを後ろ向きに
考えるのがいやな人だった。NO!ではなくいつもYES!でいたい人なんだ。
STAY!ではなくGO!の人なんだ。
彼だけじゃなく竹尾さんも菅野さんもそうなんだ。
だからこのバンドはいつも進化している。
そして、いつも新鮮さを保ち続けている。
ワンパターンじゃないんだ。
自分の今に胡座をかくバンドじゃないんだ。

♪進めばかならず着く!

きっとこの火星はそれぞれの人の心の中にあるんだよね。
それぞれの描く火星に向かうことが人生なのかもしれない。

MVで着ているメンバーのナポレオンジャケットがすごくフィットしているし
宇宙服の姿もすごくすてきだ。

竹尾氏の断崖での演奏も見たかった絵だ。

このMVはみんながすごく絵になっていて
何度見ても飽きない。
渡會さんがギターをもたずに歌っているのが表現者として
新鮮だし、すてきだ。体全体で歌を表現している感じ。
ボーカリストは音のそして歌の表現者でもあるってことを
改めて感じさせてくれた。






ライブ映像でのこの曲のときに渡會氏が語っている言葉がすてきなので
これも。





で、フォズのこの歌とはまったく関係ないけれど
宇宙といえばやっぱりまずデヴィッド・ボウイを思い出しちゃいました。
これは彼が宇宙服を着る「Space Oddity」



ボウイの歌に「Life On Mars」っていうのもあるしね。



で、次に思い出したのがこのポンキッキーズの歌。
これは和田アキ子さんが歌っているけれど、作詞は森高千里さんで作曲はカールスモーキー石井こと石井竜也氏なんだ。
やっぱり彼も素晴しいメロディメーカー。








最後になぜに新世界兄弟が火星兄弟へというタイトルにしたのかというと

ACIDMANの”SCENE of 新世界”でアフリカの旅のあとに
大木さんが「次は火星かな。」って言ってたから。

アムニスの兄と弟みたいなお二人は次は「火星」を目指すようだ。

ゆえに火星兄弟!

ACIDMAN&FoZZtoneで「火星ツアー」をしてほしいな。

コメント
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