HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

うれしくてやっかいなもの

2006年05月23日 | Weblog
それは「ファン」。ミュージシャンやバンドにとって、ファンと言う存在はとても大事な存在だと思う。ある意味ミュージシャンやバンドはファンによって作られるといっても過言ではない。なんてえらそうな事をのたまう私は明らかに「ファン」側の人間なので、げんこつ食らう覚悟で今日は書く(笑)

世の中にはいろんなジャンルに「ファン」という存在があるのだけど、今回は音楽についてのファンについて一個人の主観的な意見をだらだら書き連ねようと思う。ゆえにそんなにたいしたしろものではないので、まずは最初にお許しを・・・

「ファン」の年齢層が低いバンドやミュージシャンほど「惚れた腫れた(笑)」の討論が交わされる。特に若い女の子のファンが多いバンドほどそうなる。これは当たり前だ。まだ、世間をそれほど知らない夢みる夢子さんたちにとって、バンドマンやミュージシャンはキラキラの王子様に見えてしまう。ゆえにあこがれや恋心を持ってしまうのも仕方がない。

それが、現実を知り、我が身を知り、世の中そんな甘いもんじゃないと体験してくると「ファン」はバンドマンやミュージシャンに惚れるより、彼らの生き方やそこから生まれて来る曲に惚れて来る。そういう「ファン」がだんだん増えてくるとバンドやミュージシャンは安定して、そのポジションを不動のものにしていく。

インディーズのバンドとなるとやっぱり収容人数というか動員数というのが、とても大事に思えるだろう。そのためにCDとかを一生懸命に売る。それはそれで大切なことであり、順当なやり方だ。ただ、売った限りはできるだけ、それを聴いた人の感想やライブの感想を聴いた方がいいと思う。もちろん、ファンの中にはシャイな人もいっぱいいるわけで、どう話し掛けていいのかわからない人もいる。逆にキャピキャピなテンションで積極的に話し掛けて、笑ったり冗談いえる人もいる。はっきり言って積極的な人は放っておいても話し掛けて来るのだから、回りを見回して、何か言いたそうなファンにミュージシャンの方から感想を求めていくのは大事な事なんじゃないのかな?

ファンがプレゼントをミュージシャンにあげたりするのはよくある事で、悪い事なんてちっとも思わない。ただ、年令に応じた、あるいは金額的にも常識的な範囲のものにすべきだけどね。ずっと前にあの米米クラブのカールスモーキー石井さんが言ってたけど、すごいお金持ちらしきマダムから超高級なスーツだったかコートだったかをもらった時に、さすがに丁重にお返ししたと語っていて、こういう常識を持っている人だから、ずっと根強い人気があるんだな~って思った。

なんでもくれるならもらっちまえ~っていう考えもあるけど、その価値基準は人それぞれなので、私がどうこういうことでもないけれどね。

ミュージシャンがファンからもらったプレゼントを自分はいらないからと人にあげているのを知ったり、捨てられているのを知るとショックだと思うし、一方であからさまにファンからもらったプレゼントだってわかるものを公のライブとかで身につけるのはちょっと・・・かもしれない。身につけてあげるのは多いに結構だし、私だって自分があげたものを身につけてもらえているとわかったらすごくうれしいと思う。ただ、そういうものはプライベートで個人的に身につけた方がいいと思う。まあ、他のファンにばれなければいいけどね(笑)

でもさ。ミュージシャンにとって大事なのはそんなもんじゃないよね?一番欲しいのは自分たちの音楽を愛してくれる心や耳なんじゃないのかな?

こんな歌があるよね「一年生になったら、友達100人できるかな?」って歌。私はあれが嫌いだ。数だけ多ければいいってもんじゃない。ほんとに心を通わせる友達ってほんと数人でいいと思うし、これは音楽ファンにも言えることで、最初は少人数でもその皆がそのバンドやミュージシャンの音楽やライブを心から愛してくれている人であれば、無理にそれにプラスアルファする必要はないのではないのかな?ほんとに人の心に触れる音楽であれば自ずから人は集まってくるのではないのかな?あせって、王子様を求めるファンばかり集めてしまうと、もしバンドの誰かに恋人がいるとか結婚しているとかわかったら、さ~っと消え去るよ(笑)気付けばもぬけの空にならぬように、不動のファンを獲得するためにはどうすべきかをやはり考えるべきだよね。

よく同性のファンが多いバンドは強いと言われる。それはそうかもね。でも、異性のファンでもその音楽で元気づけられたり、自分の生き方を考えさせられたり、笑顔をもらったりして、それだけで幸せに思える人もいっぱいいる。だから、そういうファンが寄って来るような音楽活動をしていってほしいなと思うわけ。

妙なファンのボスがいて、自分の好きな子だけはべらせて、気に入らない子は排除するようなファン層作りはナンセンス。そういう団体は逆にバンドを失速させると思う。

ある意味バンドやミュージシャンはファンによって破滅し、ファンによってトップに踊りでる。

「ファン」とは恐いもんだ。

私の理想系のファンとミュージシャンの繋がりはやっぱりエルレガーデンの細美君対ファンかな。そんな細美君ですら、こんなに有名になった今ファンに悩まされているわけだから・・・ほんと恐い。

私自身はあまりに現実的な人間なもので、テレビに出ている人だろうが家に帰れば、靴下を洗濯機に入れなくて、文句言われたり、寝起きはむさ苦しいやつだったりするんだろうと想像してしまうので、人間的にはさほど差はないと考えて、恋焦がれることは20才を超えてからはあまりない。それより信じてもらえないかもしれないけど、音楽にほんと惚れてしまう。あ~なんで抱きしめられないんだろう、この曲って思うぐらい。バカなやつだと笑ってもらってもいい。ほんとに私は音楽に惚れることができる人間だ。

きっと生まれ変わる前は私は五線譜だったんだろう(笑)いつも♪に恋して・・・



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