HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

The Afterglow Tour 2012 by the HIATUS at 大阪オリックス劇場

2012年11月25日 | 細美武士/the HIATUS
2012年11月21日(水)晴

年に5回だけ午後から気兼ねなく有休をとれる日がある。
そんな5/365日にこの日を合わせてくれた音楽の神様に感謝だ。
私は堂々と午後からの休暇をとって堂々と大阪に向かうことができた。

そして生まれて初めて同じツアー中に2回ライブを見れるチャンスが
巡って来たんだ。

先日の名古屋は二人で行ったけれど
この大阪は私一人。しかたがない、この休みが取れるのは私だけだから。

ほんと何年ぶりか十数年ぶりの元厚生年金会館。
公園は昔のままだった。ただ厚生年金会館はなんか分断されたのか
一部だけがオリックス劇場になり残りはなんか他の敷地のようになっていた。

昔ここに私はSIAM SHADEを何度か見に来た。
もっと前は劇団四季のミュージカルを。
もっと昔の子どものころはクラシック音楽を。

で、新しくなったオリックス劇場でthe HIATUSのライブを見た。

そのライブのステージはある意味ミュージカルの舞台のようでもあり
クラシックのステージのようでもあり
ロックのステージでもあって
昔見たいろいろなステージがこの日のthe HIATUSへ至るまでの
伏線のようにすら感じた。


早めに行って、この前はできなかったガチャポンをやった。
どんなものが入っているか知りたかっただけなんだけど。
入っていたのはバッチ類だったけれど、たまに当たりもあるんだね。

さて、私の席は結構いいところだった。
一階であったけれど、そんなに前方ではない。
でもとても見やすい席だった。

この日は橋本累さんも撮影に来ていて
彼の姿をあちこちで見かけた。
あの水玉模様のストラップのカメラを構えて
いろいろ撮られていた。写したのを一度ご自分で
確認とかされていて、それを後ろからちらっと
見てたり(笑)

私が見ている風景と近いものがどこかの雑誌に
載るといいな~。

名古屋は2階席からだったのでステージを全体的に見れて、床の様子から
配置から見れて、それはたとえるなら昔の絵巻物とかにあった
吹抜屋台(ふきぬきやたい)」という描法のようでもあり
鳥瞰図(ちょうかんず)のようでもあった。

一方で大阪の方はややステージよりは上ではあったけれど
それほどの違いはないので後ろの方のドラムセットの様子や
管弦楽のメンバーの全部の様子とかは横から見る感じで
床の柄やパーカッションの場所の様子とかをはっきりと
見ることはできなかった。あとドラムセットの前にあった
透明なつい立てというかしきりにいろいろ反射して
それがまた不思議な感じになっていた。
名古屋のときはそれが上からなのであまり目につかなかった。

このしきりはドラムの振動とかと管弦楽の演奏とのなんか
関係でされているのかな?詳しいことはわからないけれど
先日テレビでミスチルが出てたときにやはり弦楽器とドラムとの
間にこのしきりがあったから。

さて、客層を見てたら、もちろん若者がたくさんいるのだけれど
スーツ姿の人も結構いて、会社帰りに来たんだろうなっていう
人たちもいっぱいいた。会場のスタッフもスーツ姿だったので
スタッフかなと思ったらファンだったり。でも仕事終わりに
ライブに来ようって思うだけでもうれしい。私も
そうなんだけれど、どんなに仕事が大変でも音楽を聴きたいっていう
気持ちを永久に失いたくないなって。


この日細美くんが
「俺たちも年とって、おまえらも年とっていっても
年齢とかどんな仕事をしているとかそんなこと
まったく何にも関係ないから。ここではすべてを
忘れて音楽を楽しんで笑顔になってくれればいい。」
っていうようなことを言ってくれたんだ。

ここでは笑顔の人もそのドアを出たら
また上司の顔したり、店長の顔したり
しんどいことがいっぱい待っているだろうけれど
この中にいるときはそんなこと忘れて楽しもうって
そんな風に言ってくれたときに
私はこういう居場所が自分にはあってよかったって
本当に思ったし、今の自分の年齢もいやじゃないなって
思った。

自分がしんどいときも周りの人が笑顔だと
自分も元気づけられるけれど
こんな風に笑顔がいっぱい見れるこの仕事を
これからもやらせてくれよねっていうような
ことを彼が言った時には

あなたの笑顔が見るためにここに来るんだよ!って
心で言った。

あなたの笑顔こそ心の栄養になるんだって。

笑顔の力を本当に教えてくれたのはまさに細美武士という人なんだから。

それまで本当のところ信用してなかったんだ。笑顔の力って。

今は信じてるけれど。

セットリストはまだ書けないし
知る人はどこかで知るだろうけれど

これだけは言わせてね。

べテルギウスの灯をやったときの間奏で

「3年間ありがとう」って細美くんが言ったのは
きっと堀江さんに向かってだったんだと思うんだ。

堀江さんがもうこのツアーが終わったらいないのかと
思うとこの大阪でのライブが私にとっては堀江さんがいる
the HIATUSのラストなんだなってなんかものすご~く
寂しくなった。

去年の京都のボロフェスタでは私の目の前に彼がいたんだよ。手を伸ばせば触れるぐらい。
その堀江さんを今度はどこで見るんだろうな。

さて、大阪でのステージはまた名古屋とはちがった。
当たり前だよね。ライブは生き物だもの。
その日でぜんぜん違うはず。

でも今までツアー中は一カ所しか見たことなかったから
他と比べる(って言い方はわるいけれど)ことはなかった。
その見たライブがすべてだった。
だけど、今回は2つのライブを見たから初めて
この感覚を味わったんだ。

どちらにもそれぞれの良さがあって
どっちが素晴らしいとは言えないと
思うし、一度しか行かなかった人には
その行ったライブが何より最高のはず。

名古屋も大阪もどちらも素晴らしかったのには変わりはなかった。
でもやっぱりあの名古屋の空気感や細美くんの感情やらが
特別に思えた。あの日、彼はいつもの下ネタは言わなかったよね。
とてつもない大きな感情の渦がセンチュリーホールを包み込んで
みんなが心を揺らしていた感じ。あの渦は大阪ではなかった。

もしかしたら、ナオちゃんが来ていたからかもしれない。
特別なお客様を迎えていたからかもしれない。
下ネタはナオちゃんは言ってたけれどね。

一方で大阪では下ネタオンパレードだった。
いつもの細美くんに戻っている感じだった。

誰かにブスとかもいつものように言ってた。

オリックス劇場始まって以来のAVで使われる専門用語(笑)
を何度も発して、なんてファンだって言われようぜみたいな
ことも言ってた。

どうしてかわかんないけれど細美くんが言うと
いやらしく思えないんだ。なんでだろうね。
なんかある意味それが彼の仮面のような感じなのかな。
彼が自分を隠そうとするときの武器のような気もするんだ。

彼が面目な人なのはわかるよね。って生きることに対してね。

あと私は1階席だったので3階とかの急斜面ぶりは
わかんなかったけれど、かなり怖い感じらしくて
細美くんが「そんな怖い思いをさせてごめんね。」
って3階の人に話しかけていた。
これってすごいよね。ホールで3階の人たちと
いつものライブハウスのように話すって。
彼はどんな空間も居心地のいいライブハウスに変えちゃうんだ。

ファンは最初ホールだからちゃんと座ってみていた。
おそらくすでにいろんな場所を体験している人たちは
立っていいことを知っているんだけれど
みんなちゃんと細美くんが「立ちたければ立ったっていいんだよ。」
って言うのを待ってから立つんだ。そういうところが
ファン側の素敵なところだと思う。自分勝手な感じが
今回は感じられなかった。ファンサイドの方も。

マサが会場を見渡して「まるでエヴァンゲリオンみたいだ。」と
言ったら細美くんはチャットモンチーのあっこに
「エヴァンゲリオンを観た事ないって言ってすごく怒られた。」って
話になった。細美くんは観てない世代だったんだね。まあ私もだけれど。
で、あとで観るっていう方(笑)
堀江さんに関しては「何、それ食べ物?」ってきいてましたが(笑)

で、細美くんが一階席のきっと彼から見て中央部にいる男の子に
君がシンジね。って言ったんだ。
そこで誰かが何かを言ったのか聞こえなかったけれど
細美くんが「シンジじゃだめなの?」って言った。
でも、おれはシンジだ。みんなを敵にしようが。って
あとで言ったんだ。

これがなんかわかる気がした。
彼がシンジを押す感じ。
だめだめ人間的シンジを押す感じ。

あくまでこれは私の主観的発想だけれど
シンジが聴いているバンドがあるならELLEGARDENじゃないかと。

人のせいにして
いろいろと逃げて
でも本当はそういう自分がいやなんだ。
でもどうにかしたいとも思っている。
そんな時、おれも同じだから大丈夫だって言ってくれる
音楽がELLEGARDENだったなって。

実のところthe HIATUSもその血筋は流れているんだよね。
だから大人になってしまったファンたちも
いまだにまだ頼ってこの場所(ライブ)にやってくるんだ。

まだまだダメ人間な私のような人の逃げ場所なんだよね。

今回はいつものメンバーの他に管弦楽のメンバーやコーラスに
坂本美雨さんが加わってたけれど、まずチェロの青弦さんが
本当にすばらしかった。ロックのリズムなのに狂わないところ。
ほんとうに弦楽器ならではの難しいところを見事にロックに
合わせて演奏されていた。

美雨さんをジェイミーのかわりに選んだのはほんとよかったと思った。
日本の数いる女性シンガーの中で彼女を選んだのは偶然ではなく必然だったんだろうね。
彼女ほどthe HIATUSという集団にぴったりくる女性シンガーは日本では他に
いなかったと思っている。声の美しさ、英語の発音の確かさ。不思議な感じ。
こうして細美くんはそのお母様の矢野顕子さんともお父様の教授ともそして娘さんとも
すべて共演されたんだね。

私は細美くんが今に世界の細美となると信じてる。
アメリカのマイケル・ジャクソンやボブ・ディラン
イギリスのビートルズやクイーン
というように今に
日本の細美武士、the HIATUSと
言われる日が来るって信じてる。

だって彼は言ったもの
これだけ音楽で笑顔をみることができるんだから
笑顔がいっぱいなら世界を変えることもできるんじゃないかと
思うんだって。

それは世界中の人たちのところに音楽を届けて
そしてその笑顔を増やして行く事なんだと思うから
彼は世界に行かなくちゃ行けないと私は思うんだ。


日本でまだthe HIATUSを聴いてない人がいたら
それはビートルズを聴かずして一生を終えるぐらい残念だと思える。


セットリストや曲それぞれについてはまたツアーが終わったら
改めて書こうと思ってる。

感情だけで綴った文を読んでくださった方
どうもありがとうございました。









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2 コメント

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おひさしぶりです。 (ゆき)
2012-11-28 00:45:06
急に仕事で広島公演行けなくなったので観に行かれた方のブログ旅してました(泣)。

良かったですね~!!ホールツアー行けて!!エルレガーデンから今までワンマンでホール演ることを自然に出来るようになるまで何年かかったことか。。。本当に厚生年金とかで響く細美の声聞きたかったなぁ!

美雨ちゃんとの競演気になってましたけど読んで安心しました。後で名古屋のも読ましていただきますね。ではまた寄ります☆
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おひさしぶりです! (FB17)
2012-12-06 21:13:30
ゆきさん☆

今回のツアーはいろいろと感動しました。でも行かれなかった方には細美くんなら必ず映像を届けてくれると信じています。彼は来れるファンにも来れないファンにもいつも平等だから。またどこかでいっしょの空間を分ちあえるといいですね!

寒くなったのでくれぐれもお身体には気をつけてくださいね☆
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