HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

a flood of circle

2009年11月29日 | a flood of circle
私が彼らの名前を初めて意識したのは
FoZZtoneの対バンに彼らの名前があった時。
彼らの他にdetorit7がいっしょに回っていた時だ。

detorit7は以前から知っていてかっこいいバンドだと
思ってたので、そのバンドとフォズといっしょに
回るバンドは一体どんなバンドかすごく興味があって
YOU TUBEで調べた。「Buffalo Dance」を聴いて
心にストライクが入った。

それからしばらくして、FoZZtoneのHPで
竹尾さんがa flood of circleのアルバムに
ギターで参加するとあって、なぜ参加するのかな
って思ったら、a floodのギタリストが失跡って
あった。

失跡?なぜ?ってその時思った。
今だに連絡はついてないようで
結局、脱退ということになったと
HPでは書いてあった。

最初これを聞いたとき
マニック・ストリート・プリチャーズ
のギタリスト失跡事件を思い出した。

突然の失跡というのは
バンドをかなり揺らしただろうし
苦しめただろうけど、
それを超えた音楽を私は聞く事ができた。

もちろん、フォズのおかげで知ったし、
竹尾さんが参加しているからと
タワレコで視聴したんだけど
一発目の「博士の異常な愛情」
(ってタイトルの映画あったよね。
見たことないけど。)
を聞いたとたん、
「はい、買います」って自分の心が
返事した。

聞いててすごく気持ちがいいんだよね。
ベタベタしてない音楽。
ギタリストの脱退なんて感じさせないアルバム。

それにしても4人の参加ギタリストがすごい。

椿屋四重奏の安高さん
FoZZtoneの竹尾さん
THE BACK HORNの菅波さん
そして、wash?の奥村さん。

奥村さんは実際にサポートギタリストとして
a floodのライブに参加しているからか
一番、いい感じにバンドと溶け込んでいる気がした。
でも、他の3人もそれぞれの持ち味がしっかり出てて
よかったし、そんなギタリストの味を生かしながら
A flood の色もしっかり出てて、それがすごいなぁ~
って思った。たぶん、彼らはそれぞれのギタリストに
あった曲を渡したんだと思う。
それが、どんぴしゃでそれぞれの本領が発揮できたんだと思う。

竹尾さんはやっぱり王道のハードロックなギターを弾いていて
それが、すごく気持ちいいくらいに「アンドロメダ」という曲を
彩っている。この曲を聞いて、思い浮かんだのは20代の頃の
SIAM SHADE。なんか若気の至りの熱さが伝わってきて、
なんか自分まで若返りそうな勢いのある曲。
歌詞もいいんだよね。

♪名も無い孤独の粒が人知れずこぼれた~

ってなんて素敵な詩を書ける人なんだろう。

SIAM SHADEもだけれど
ミッシェルガンエレファントの若い頃のチバさんも
思い浮かべてしまう。

「プリズム」も竹尾さんがギター弾いているんだけど
フォズでの時はあまりわかんなかったんだけど
このa floodのを聞いて、竹尾さんの音色や音の選択が
DAITAさんに似ているっていうのがわかった。

そう私の日本でのギタリストの師のような人。
大好きなギタリストのDAITAさん。

だからかもしれない。どこか竹尾さんの参加してる
曲はSIAM SHADEをついつい思い出す空気が漂う。
佐々木さんの歌い方も栄喜さんにどこか似ているところがある。

一方で、奥村さんが参加している曲は
洋楽っぽい。「Ghost」なんて出だしは
マイケミかって思うものね。

「博士の異常な愛情」はすっごく好き。
なんで、こんなにかっこいい曲できるの?
って感じ。ブルースをうまくエッセンスとして
入れこんだロック。

♪狂っている~

あたりがものすごく好き。


惚れる音楽っていうのはこういうのを言うんだね。


全体的にすごくクオリティの高いアルバムだと思う。
しかもやっぱり若気の至りっぽい青い情熱が溢れていて。
彼らの今しか出せない音をしっかり詰め込んでて。

あ~私もこんな時代に戻りたいって思う感覚。

それにしても、こんなに他のバンドのギタリストを
かっこよく仲間にしてしまうアルバムって
すごいなぁ~。

それぞれのギタリストたちもすごく楽しんでるのが
伝わってくるし。自分の曲だってぐらいに。

FoZZtoneファンの私としては多少複雑な心境も
あるようでないんだけど、竹尾さんのギタリスト
としての素晴らしさがこれからもいろんなところで
発揮されるといいなぁ~って思う。

ギタリストの良さも自分たちの良さも
しっかり出ているこの
『PARADOX PARADE』は
今年の私の中のベスト10に入ると思う。

ってちなみに今年のベスト10入りするのを
今から思い浮かべると

The HIATUSとNICOとFoZZtoneと
NCISとFACTは絶対に入る。

あと思い出しておこう。

もちろん、流通には乗ってないけど
Jet Lily Starの「17才」「yes」は
単独版としては最高。

なんか毎日違う音楽について
書いているけれど、
どれに対する愛情も平等だ。

だって、好きな音楽に順位なんて
つけられないし、好きな音楽が
たった1つなんてあり得ないし。

どの星だけが好きって夜空見て
言えないようにね。


あ~なんかいい音楽に出会えると
幸せだ。



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