寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

記憶に残っている映画(52) 「未知との遭遇」

2016年10月17日 21時51分03秒 | 寓居人の思い出話

 私は大学時代に友人の紹介された「太陽系帝国の最後」

問小説を読んで以来、SF小説に妙味を持ってしまいました。

そんなわけでSF映画もかなりの本巣を見ています。この映

画『未知との遭遇』は封切がすぐに見に行きました。

 映画は期待の背かず面白いものでしたね。あらすじを書

くのは控えますが、イントロでバミューダトライアングル

で行方不明になっていた戦闘機群や大きな貨物船が行方不

明になったときの状態で発見される。

 そのあとUFOと推測される発光物体が目撃される。その

後に大規模な停電が発生する。原因は不明のまま発電所の

職員が復旧作業をしていたが、作業するそばから機器がが

誤作動を起こす。

 その後、子どもの拉致があったりいろいろな騒動が起こる

が宇宙船との音による対話が行われるようになる。巨大な円

盤が現れたり、これでもかというようにいろんな目新しい技術

が表現されます。

 地球人が宇宙人と遭遇したらどうするか。神に祈るとか相

手を殺してしまうとか未知の技術を学ぶとかいろいろありま

すが、一般の地球人は恐怖のあまり相手を✖✖してしまうだろ

うと推測されたという調査があるようですね。

 地球人同士でも同様なことがありましたね。日本人の若者が

道を聞くために見知らぬ人の家を訪ねたとき、その家の住人が

鉄砲を持って現れ””Freeze!”と叫んだが若者はその意味が分か

らずそのまま男に近づいていった。そして男に射殺されてしま

ったという事件がありました。

 宇宙人は善意の知能を持った生き物だしたら意思が通じるか

もしれませんね。そのような社会を造っていきましょう。

 


記憶に残っている映画(51)「戦争と平和」

2016年10月12日 13時14分10秒 | 寓居人の思い出話

 この映画を見たのは、勤務先の親睦会で主催した映画

鑑賞会でした。渋谷東急という映画館の大きな画面で見

ました。

 第一印象は、何か小説の抜粋を画像にしたような映画

でした。10万人以上のエキストラを使い膨大な費用をか

けた映画は確かに規模の大きな国策映画という感じでし

た。映画評論家など映画関係者の評価は高かったようで

すが、小説を読んだ人でないと話の筋が分からなかった

と思います。小説を読んだ私でもとびとびのエピソード

を無理につなげたという印象しか残りませんでした。そ

ういう意味でこの映画は記憶に残っている映画の一つに

なっています。後に書きますが、「人間の条件」という

映画とは質が全く異なると思いましたね。

 当時この映画を見た友人たちの感想は、大方つまらな

かったというものでした。しかし一般の人たちはあの壮

大な画面での戦闘場面は感動したようでした。それと自

分の愛する人の名誉のために決闘をする場面も感動を引

き起こしたようです。

 もう一つ書いておきますが、第1部が上映されて休憩

があり第2部が始まる前に第1部のあらすじが紹介され

ます。しかし第2部も同じようなとびとびのエピソード

だったのでいつまであらすじが続くのだろうと思ってい

たらいつの間にか第2部に入っていたという次第でした。

 こういう意味で記憶に残っています。


記憶に残っている映画(50)「禁断の惑星」

2016年10月06日 18時33分32秒 | 寓居人の思い出話

 友人に誘われた「禁断の惑星」という題名を見て初めは

女性がたくさん出てくるような話かと思いあまり乗り気に

なりませんでした。しかし友人はこれは初めて見るような

ストーリーの映画だからぜひ行こうという誘いに乗って見

に行きました。

 あらすじは、当時から見ても遠い未来の話です。地球か

ら宇宙へ移民する人たちを載せた宇宙船が消息を絶ってし

まいました。そこで地球から捜索隊が出されて目的惑星の

方向に向かって捜索を開始始めました。と、ある惑星から

強力なエネルギーが放射されているのを感知し、そこを捜

索することになりました。

 惑星に到着すると、移民宇宙船はこの惑星に不時着し、

幸い全員無事だったということです。この惑星には古い時

代に進んだ文明社会があったのですが、原因不明のまま絶

滅もしくは他の惑星へ移動し、今は廃墟になっているとい

うことでした。

 不時着した当時の移民団も短期間のうちに次々に原因不

明のうちに死亡していった。救助隊が到着したときには、

とうとう学者の父親とその娘の2人だけになっていました。

それとロボット(このロボットはスターウオーズのR2 の

祖先?言われているようです)が一体存在しているだけに

なってしまいました。

 救助隊はこの親子に地球へ帰還するよう勧めたが、父親は

それに応じることは出来ないといい、娘だけ連れて帰るよう

にと。

 そんな中救助隊員の中に娘に恋心を抱くものが出てきたの

ですが、それが謎の死亡事故につながっていきます。これ以

上の内容は書きませんが、人間のイド(深層心理?)の世界

を取り上げたことで、なんでもありの荒唐無稽になりがちな

SF世界を面白い筋立てにしたことが評価されたようです。

 ちなみにこの映画に誘ってくれた友人は大学時代の同級生

で、私にSF小説の面白さを教えてくれたのも彼でした。 

 


記憶に残っている映画(49)「アダムスファミリー」

2016年10月05日 16時49分26秒 | 寓居人の思い出話

 最近の子供は日常的に怪獣とか怪物に囲まれて生活して

いるせいかお化けを怖がらなくなっていますね。もともと

お化けの存在を肯定する気はありませんが、心に隙間があ

るとお化けが取り付くことがあるようです。

 この「アダムスファミリー」という映画は通常の分類か

らはみ出したような家族の話です。家族全員がとぼけたよ

うな仕草の中に礼儀正しさを示す、なんともおもしろいキ

ャラクターです。私は一度見てこの家族が好きになってし

まいました。ある場面では家族総出でボランテアをしたり

仕事もしますが収入があるようには見えません。アダムス

家には莫大な財産があるという設定になっていて、それを

狙うアダムス家の顧問弁護士の仕掛けた罠にはまって家を

追い出されてしまうが、魔法のような嵐によって家を取り

戻します。セットの仕掛けは科学的なことのようにも見え

るのがまた面白いですね。

 気が滅入ったときなどにこの映画を見るとさっぱりして

しまうほど楽しい映画です。

 

 

 


記憶に残る映画(48) 「サウンド オブ ミュージック」

2016年09月27日 19時19分09秒 | 寓居人の思い出話

 若いころの私の見る映画と言えばスリラーとか西部劇や

時代劇といった活劇映画がほとんどでした。これは父親の

影響かもしれませんね。1965年7月のある日、一人の軟派

系の友人が映画を見に行こうというのでついていきました。


 映画の題名を見て、これは私好みの映画じゃないと思い

ました。しかし見始めると、ジュリ-・アンドリュースの

圧倒的な声量に驚かされました。オースとリアのザルツブ

ルグの長閑な草原そして深い緑の林、すべてが初めて見る

ような風景でした。底はドイツのオーストリア併合という

修羅の世界へ進んでいく世界とはかけ離れた世界でした。

 修道女だったマリアは、ある日7人の子供のいる退役軍

人ゲオルグの家へ子供たちの家庭教師と行くよう勧められ

た。ジュリー・アンドリュースの歌は、場面が変化するた

びに歌われ自分をそして周囲の人たちを元気に明るくして

いきます。映画を見ている私も何故か幸せになっていった

のを覚えています。ゲオルグの家へ着くと早速子供たちの

いたずらが待っていました。しかしマリアは子供たちに歌

の基本つまりドレミ音程から教え歌えるようにしました。

 ゲオルグはそんな生ぬるいことを禁じましたが、子供た

ちは次第に歌が上手になり、ついには怒っていたゲオルグ

も歌うようになってしまいます。一度は追い出されたマリ

アをゲオルグは屋敷にとどまるように依頼されます。しか

しゲオルグとマリアの中を心配したエルザ(ゲオルグの婚約

者)にこれ以上ゲオルグに本気にさせないように言われ、

置手紙を置いて修道院へ帰ることにします。ここまでが第1

部です。

 子供たちのマリアを慕う気持ちを汲んでゲオルグはマリ

アを屋敷に戻るよう依頼した。やがてゲオルグはマリアと

結婚する。新婚旅行から帰ると、オーストリアの街中にク

ロイツハーケンがいたるところに翻っていた。ドイツとの

併合に反対するゲオルグはドイツ軍に呼び出されたが出頭

せずスイスへ移住する。しかしその道はドイツ親衛隊のた

めに様々な妨害があり山道を徒歩で越えてスイスへたどり

着く。

 この映画はアカデミー賞をたくさんの部門で受賞しまし

た。近年になってこの映画のDVDを買いましたが、大画面

で見るのとは違い迫力は減少しましたが、大型スピーカー

につないだジュリー・アンドリュースの歌は圧倒的でした。

この後、私は好みではなかったミュージカル映画も見るよ

うになりました。何しろ次から次と歌われる歌に感動しま

した。 


記憶に残っている映画(47)「マトリックス」

2016年09月25日 19時01分14秒 | 寓居人の思い出話

「マトリックス」。この映画の面白いところは現実の世界と

コンピュータのプログラムによって作られた仮想世界を行き

来するというところです。その二つの世界を言ったり戻った

りするのに電話回線を使用するというところがコンピュター

が出てきた初めの頃のの通信技術を思い出させてくれます。

 初めの頃は通信するためには、フォトカプラーという装置

を介して行っていました。この映画は1999年公開されたので

すから、インターネット通信が行われていたはずです。この

辺の時代錯誤がまた面白いところですが、電話回線を使う通

信というのも面白いですね。

 話の筋は比較的単純です。創造者という人物がいて彼が仮

想世界を操っている。それに対抗する現実世界に住んでいる

者たちそしてその仮想世界を手に入れようとするグループ。

アクション場面では、カンフーや銃撃戦などが楽しめます。

 さらにこの映画には、預言者とか救世主とかが登場してき

ます。とにかく面白い映画です。あくしょねいがとしても十

分楽しめます。

 私は3作目までしか見ていませんが、ほかにもあるのかど

うか知りたいものです。

 

 


記憶に残っている映画(46)「史上最大の作戦」

2016年08月29日 17時32分59秒 | 寓居人の思い出話

 戦争の実意味なことをこの映画は証明しているかも

しれません。題名「史上最大に作戦」と何か誇らしげ

に思えますが、目的は反戦映画だと私は思います。一

人の人間が激しい妄想に取りつかれ歴史を作ろうとし

ました。その結果、たくさんの国を戦争にまきこみ一

説によると一千万人もの犠牲者を出してしまいました。

 映画の中で、ノルマンジー上陸作戦が再現されまし

た。それはどれほどの廃止が死に追いやられたかわか

りません。ナチスドイツを滅亡させるための、別の言

葉で言えばヨーロッパの秩序と自由を取り戻すための

犠牲かもしれません。

 映画では次から次へと戦争場面が続きますが、活劇

の好きな人にはたまらないくらい面白かったでしょう

ね。しかし戦争を体験した人たちにはおぞましい場面

の連続でたまらなくつらい思いをしたことだと思いま

す。

 最近また世界を戦争に誘導するような行動をとる国

(あるいは独裁者といった方がよいかもしれませんが)

が出てきましたが、困ったものですね。力で物事を制

しようとすればそれに対抗する勢力が出てきます。歴

史は繰り返すと他人事のように言いますが、それは違

いますね。独りよがりな人間が過去の事例を学習でき

ないだけです。いい加減人間も人間のために戦争や争

いごとに費やす経費を人間の暮らしをよくするために

使う方が理性的でしょう。


記憶に残っている映画44「アラモ」

2016年08月09日 10時13分46秒 | 寓居人の思い出話

 もう昔話になりましたが、アメリカ人がヨーロッパの

国に行くと、その国の人たちは振り歴史遺跡を見せたそ

うです。当時アメリカは世界の覇者として新しい文化の

大成を誇示していました。そのことに我慢ならないヨー

ロッパの人たちは自分の国は千数百年以上に及ぶの歴史

があり花を咲かせいた時代もあったということを無言の

うちに誇示していたということです。

 この映画は、いわゆる西部劇の一編ですがなぜか独立

戦争の一場面と思われることがあるそうです。アメリカ

の独立宣言は1776年に行われましたが、その後メキシコ

から独立を目指したしたテキサス州のアラモで行われた

と伝えられている独立戦争(1836年)の一場面を想定し

て制作されたと言われる映画です。なにしろ面白かった

ですね。私の好きな俳優がたくさん出てきました。

 装備も兵員も劣っている独立軍は、メキシコ軍の圧倒

的な戦力に対抗しようと頑張りますが、アメリカ軍の応

援が到着する前に壮絶な戦いを挑んで玉砕してしまいま

した。しかし、メキシコ軍との交渉でメキシコ軍の総攻

撃が行われる前に戦闘能力のない弱者をアラモの砦から

逃れさせるという人道的な場面も描かれています。

 独立戦争や特にアラモの先頭の研究者は、この映画で

描かれていることのいろんな部分で史実とは異なると言

っていますがドキュメンタリーではない娯楽映画に厳密

な時代考証が必要かどうか疑問があります。


記憶に残っている映画(43)「猿の惑星」

2016年08月02日 09時43分26秒 | 寓居人の思い出話

 人間と猿とはどこが違うのだろうか、と悩んだ少年時代

を思い出しました。手足の様子が似ている、2本の足で立

つことができる、顔が平面的であり目鼻などの部品配置が

似ている、ある程度の知力がある。現代では遺伝子レベル

でどの程度似ているのかについてもすでに明らかになって

いるようですが、私たちが外見から判断するよりもわずか

な違いのようです。

 さて地球の未来世界では、労働力不足を補うために、猿

を単純作業ができるように教育・訓練して実地に使用する

ようになった未来世界から宇宙開発に出かけた宇宙船が地

球に戻ってきました。あまりにも違った光景に宇宙飛行士

たちは、ここは地球ではないと思っていました。しかし調

査をするうちに海岸に毀れ倒れている自由の女神像を発見

するに至り地球だと確信しました。そしてなぜこんなこと

になってしまったのか。さらに調査を進めているときに、

馬に乗っている軍服姿のゴリラの集団に捉まってしまいま

した。連れていかれたところには原始人に姿のような人間

画廊の中につながれており、しかしそのなかの一人の女性

から自分たちが宇宙へ出発した後の世界の変化を聴かされ


愕然とします。その後の話は興味があったら映画をご覧く

ださい。

 この映画を見て、核戦争の結果はこのような状態になっ

てしまうという一例を見た気がします。現在の世界の状況

は非常に混乱した時代のようですね。自ら人類は破滅に向

かっているようですね。早くこの混沌とした世界から抜け

出す方法を見つけなければなりません。「猿の惑星」とい

う映画を見て当時平和のありがたさを思いました。約半世

紀も前に見た映画なのですが今の世界にも通じますね。 


記憶に残っている映画(42)「チャップリンの独裁者」

2016年07月22日 11時40分32秒 | 寓居人の思い出話

 少し前に、アドルフ・ヒトラーに似た人物の写真が

新聞を賑わわせたことがありました。「独裁者」と言

われる人物は現在の世界にも数々いますね。過去その

最たる人物は「アドルフ・ヒトラー」でした。そのヒ

トラーを揶揄で批判したチャーリー・チャップリンの

作った映画です。

 チャップリンは二役(床屋のチャーリーとトメニア国

の独裁者アデノイド・ヒンケル)を演じていました。

ヒンケルはユダヤ人を迫害していました。

 飛行機乗っている場面や映画全編を通して笑いの渦の

中に映画は終了しました。

 チャップリンの映画は時代を風刺する作品が多いので

すが、この映画は第2次世界大戦が始まって間もなく撮

影が始まっています。したがってチャップリンはホロコ

ーストのことをまだ知らなかったのですが、何か予感が

あったのかもしれませんね。