寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

防犯カメラ(20140522)

2014年05月22日 21時56分55秒 | 日記・エッセイ・コラム

 TVの刑事物ドラマに出てくる防犯カメラの映像が犯罪捜査や犯人逮捕に重要な手がかりを与えている場面がある。確かに町を歩いているとあちこちで防犯カメラに出会うことが多くなってきた。防犯カメラが設置され始めた頃、住民のプライバシー問題が盛んに議論された。しかし犯罪抑止効果があると言うことで現在はあまり気にならなくなってしまったようだ。一般人にとっては気にならなくなったが、プライバシーを気にする人にとってはやはり気になるだろうと思う。

 5月22日の読売新聞夕刊の記事によると、国立情報学研究所で顔認識ソフトを無効にする手段としてプライバシー保護眼鏡なるものを試作したという。この眼鏡をかけている人は、プライバシーを気にしていることを告げていることになるのかも知れない。そのことがまた論議の対象になるかも知れない。一つのことが社会に出現するとそれに対抗したことを考える人がいる。このようなことを昔からイタチごっこという。イタチごっこはいろんなことが進歩していくためには必要な場合もある。しかし新しく出てきたものが本来の目的とは異なることに使用されることを懸念すると同時に防がなければならないだろう。